南明奈さんが妊活の苦難明かし涙……「自然では難しいのかもしれないと」

およそ5年の交際期間を経て、2018年5月に濱口優さんと結婚した南明奈さん。2019年9月に挙式・披露宴をおこない、2021年4月に妊娠5カ月であることを発表しました。はたからみれば順調そのもののようですが、実は妊娠に至るまで、人知れず苦悩を抱えていたそうです。

南さんは24日18時から「妊活についてお話します。」と題して、『おうちのまさる』で動画を配信。いつもは夫婦そろって出演するチャンネルですが、この動画では濱口さんはカメラマンに徹し、南さんが一人で語り始めました。

南さんのもとには、「妊娠のためにしていた取り組みを教えてほしい」というファンからのメッセージが何件か届いたといい、これを受けて自身の妊活経緯を明かすことにしたそう。

入籍した時点で交際開始から5年が経っていたため、いつでも赤ちゃんが来てくれてOKと考えていたお二人。ただ、自然には妊娠に至らなかったため、まず南さんは婦人科のブライダルチェックを受診しました。そこで医師に“ひどい生理痛”について打ち明けます。

「10～20代前半までは生理痛はまったくなくて、寝込むことも薬を飲むこともなかったの。それが20代後半になってから急に痛みが強くなって、毎月薬を飲む、もう動けない日も出てくるように」（南さん）

検査をすると子宮内膜症が発見され、チョコレート嚢胞がありました。チョコレート嚢胞を小さくする薬を3カ月服用すると小さくなったものの、数カ月でまた大きくなってしまう……ということを繰り返し、タイミング法を続けるも妊娠には至りませんでした。ツラそうにこの当時のことを振り返る南さんに、濱口さんも思わず「そう、繰り返しだったよね」と相槌を打ちます。

このままでは授からないと感じた南さんは不妊治療専門のクリニックに転院し、再度、妊娠できる状態かを検査。造影検査の結果、左の卵管が詰まっているため、それを通すための手術をすることになったそうです。

この日帰り手術を経て、タイミング法を続けるもやはり授からず。「卵胞を育てるお薬を飲んでみましょうと。お薬を飲むようになって数カ月、でも授からず。さらに卵胞を育てる注射も始めて、数カ月しても授からず」（南さん）と、なかなか妊娠に結びつきませんでした。

妊活を続ける中で南さんは「そうか、自然では難しいのかもしれないと思って。こうなったら来月からステップアップしよう。人工授精に進もう」と決意。すると不思議なもので、緊張感から一時的に解放されたのか、その月に「赤ちゃんがやって来てくれた」のだといいます。

南さんは、結婚当初から基礎体温を欠かさずつけ、サプリを飲み栄養に気を使っていたとも明かしました。それだけ意識していたからこそ、授からないまま毎月が過ぎていくことでのストレスも重くのしかかっていたのかもしれません。

「妊活をしているとよく聞くのが、諦めたときに来てくれるよって。すごい聞くの。でも、じゃあわかった諦めよう、って本気で思うって難しくて。諦めたふりはするんだけど。
でも、その月は本当に半分諦め状態だったんだよね。だからリラックスしてたんだと思う、気持ち的に。
その前はそんなに感じてないつもりでもストレスはあったのかも。妊活ってストレス感じやすいから、今月もダメだったなとかって。実はストレスがたまってて、その月はちょっとゆるかったのかも」（南さん）

現在は出産に向けて穏やかなマタニティライフを過ごしている南さん。23日にはInstagramで、戌の日の安産祈願をしたと投稿していました。

動画の終盤、南さんは小さい子どもが「いつも笑顔のお父さんとお母さんを選んで来たんだよ」と話すことがあるというエピソードを本で読んだと言いながら、涙で声を詰まらせます。

「妊活中って大変な思いもあって、結構くぅってなっちゃったりね、っていう気持ちもあると思うけど、やっぱり夫婦で笑顔で過ごすことが大事かなと思います」（南さん）
「男側からしても、これはね、女性だけの問題じゃないから。ここは夫婦の問題で、夫婦で乗り越えていかなあかんことやからね」（濱口さん）
「いろいろお話するって大事かな」（南さん）
「そうなんですよ」（濱口さん）

最後に南さんは、この動画がひとつの意見として、一人でも多くの女性、そして夫婦の参考になったらいいと言い、「妊活中の皆さん頑張りましょう」と締めくくっています。