【賛成? 反対?】夫婦別姓に意見あり! 共働きママのオピニオン
夫婦共働きのご家庭では、戸籍上の名字と仕事用に使う名字が異なっている人も多いでしょう。いま話題の夫婦別姓について、ママたちはどのような意見を持っているのか、アンケートを実施しました。賛成派も反対派も、まずは対話から! お互いの意見を聞いてみましょう。
夫婦別姓に賛成ですか? 反対ですか?
実体験をともなう手続きの面倒さを上げる人が多数いたこともあり、アンケート結果は賛成が72%、反対が28%という結果になりました。
ただ、反対派の中には子どものことを考えた意見も多くあります。賛成派、反対派のそれぞれの意見を見ていきましょう。
賛成派の意見
手続きが面倒!
賛成派の理由としては、「夫婦同姓だと手続きが面倒」という声が多数ありました。結婚後は、慣例的に女性が男性の名字を名乗ることが多く、みなさんご自分の結婚の際に苦労された様子です。クレジットカード、銀行口座、各種SNSサービスのアカウントなど、本当に煩雑ですね。
個人の自由を尊重すべき!
「家」や「夫婦」という単位に縛られるのは古い価値観なのかもしれません。「○○さんの奥さん」「○○ちゃんのママ」と呼ばれて終わる人生はちょっと残念です。海外では、自分の姓と夫の姓をつなげて名乗るなど、選択肢を与えている国も多くあります。個人の人権を尊重するという考え方が根づいているからでしょうか。
自分の名字が好きだから
自分の名字が変わったものだったり、日本でも数が少ないめずらしいものだったりすると、結婚によって消えてしまうのは惜しい気がしますね。生まれたときから大事にしてきた名前。名字も含めて大切にしたいという気持ちから、別姓に賛成という意見もうなずけます。
仕事上の不利益があるから
実際に仕事をしていくなかで不便を感じている人は、夫婦別姓に賛成したくなるでしょう。とくに研究職の人は、旧姓で発表した論文が現在の実績に紐づけられにくいこともあり、実際に不利益が生まれる事例もあるようです。
反対派の意見
子どもはどうすればいいの?
反対派の主な理由は、「子どものこと」でした。韓国など、夫婦別姓が通常の国では、子どもは夫側の姓を名乗るよう決められています。自由に選択できるとしても、兄弟で名字が違うのは違和感があるかも。大人の都合だけで決めていい事なのか、迷ってしまいますね。
やっぱり結婚したからには……
夫婦となったからには、同じ姓でありたいという意見もみられました。結婚して名字が変わることで、改めて自分自身が結婚したことを実感するのも事実ですよね。
また、「名字は家族の単位なので、別姓だと家族だとわかりにくい」という意見や、「結局別姓したらしたで不便なことはあるのでは?」という意見も見られました。
選択性夫婦別姓はありかも? 対話を続けましょう
賛成意見のなかには、「夫婦別姓に賛成」としながらも、「個人で選べるとよい」「それぞれの事情にあわせれば?」という意見がありました。いわゆる「選択性夫婦別姓」です。簡単に結論が出る問題ではないので、今後も対話が必要です。一度ご家庭で話し合ってみてはいかがでしょう。夫の思わぬ本音が聞けるかもしれませんよ。
マイナビ子育て調べ
調査日時:2021年4月28日~5月24日
調査人数:137人(22歳~40代までのママ)
(マイナビ子育て編集部)