ちょっと残ったカレーをリメイク！ 旨みをプラスする時短レシピ

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

カレーっておいしいですよね。大人も子どもも大好きで、季節問わず食べたくなるメニューです。困った時はカレーにすれば、だれも文句をいわない、夢のような素晴らしい料理（笑）。

今では本格的なレシピや材料も入手しやすくなり、さまざまなカレーが家庭でも作れるように。レトルトに至っては数えきれないほど種類が豊富でおいしいものがたくさんあり、驚くばかりです。お店でしか味わえなかった本格派のカレーも、おうちで手軽に食べられるようになってきました。

ひと晩経った2日目のカレーは味がまろやかになっておいしいので、私の実家では2日分作るのが常でした。我が家でもたくさん作って2日分！ と思って作ったはずなのに、なぜかいつも足りなくなり、中途半端な量が残ってしまうんですよね。

よくある大なべ料理問題で、できれば無駄なく上手に最後まで使い切りたいところですが……。

ある程度の量が残った場合は、鍋や保存容器に入れた状態で冷蔵庫へ。ニオイの強いカレーはプラスチック製の容器だとニオイや色が取れなくなる心配があるので、ホーローやガラス容器がオススメです。保存するときに一番心配なことは雑菌の繁殖。食後に常温で放置していたものをそのまま冷蔵するのではなく、一度しっかり温め直して殺菌することが大切です。

すぐに食べられない場合はフリーザーバッグや保存容器に入れて冷凍庫へ。解凍するとジャガイモなどの具材は崩れてしまいますが、これもまたおいしいです。1食分で小分けすると便利。

そして、いくらカレーが大好きでも連日続くと飽きてしまいますよね。そんなときはカレーをリメイクしてアレンジ料理にして味わうのがオススメです。

カレーは、カレーライス以外でもさまざまなおいしいアレンジができます。カレーうどんのようにすでに独立したメニューとして認知されているものもあるくらい。

残り物カレーを使うことで、調理の時間や手間を短縮し、味わいも深くなります。1から作るよりも格段に、手軽なカレーメニューが完成でき、カレーの新たなおいしさを発見するチャンスかもしれませんね！

どんなアレンジができるのか集めてみましたので、残り物カレーを活用するアイデアとして参考にしてみてください。

カレーパンはおいしいけれど、アツアツをおうちで食べるのはなかなか難しいですよね。揚げたパンはカロリーも気になります。

そんなときはホットサンドにしてみてはどうでしょうか。使うカレーの量はさほど多くはないので、ちょっと残ったカレーで作れます。

【材料（1人分）】
・カレー……大さじ2～3くらい
・食パン……2枚
・スライスチーズ……2枚
・ゆで卵……1個
・バター……10g

【作り方】
① バター半量を溶かしたフライパンに食パンを乗せる。
② スライスチーズ、カレー、スライスゆで卵、スライスチーズ、食パンの順に重ねる。
③ フライ返しで押さえるようにして焼く。
④ こんがり焼き色がついたらひっくり返し、残りのバターを溶かして同じように焼く。

焼きたてはカレーが流れ出てくるので、粗熱が取れて落ち着いたころにカットしてみてください。トロッとして食べやすくなります。

焼カレーも最近認知されてきたカレーメニューです。チーズを乗せて焼いたら、トロトロ加減もUP！ さらに卵をプラスして半熟に焼きあげました。

【材料（1人分）】
・カレー……200g
・ご飯……150～200g
・とろけるチーズ……50g
・卵……1個
・パセリ……適量

【作り方】
① グラタン皿にご飯を詰め、真ん中にくぼみをつけて卵を落とす。
② 卵のまわりにカレーを乗せ、さらにとろけるチーズをかける。
③ グリルやオーブンで卵が半熟になる程度に焼く。
④ 刻んだパセリを振りかける。

アツアツなので、火傷に注意して食べてくださいね！

和風味にもよく合うのがカレーのすごいところ。カレー鍋がはじめて登場したときには驚きましたが、これがまたおいしいんです。いろいろな具材とも違和感なくなじみ、まとめておいしくしてくれるので、栄養バランスのよいメニューになります。小さな鍋を使えば、少量の残り物カレーでも1人分から作れます。

【材料（1人分）】
・カレー……大さじ2～3
・豚肉……80g
・豆腐……1/2丁
・油揚げ……1枚
・しめじ……1/4株
・えのき……1/4株
・ネギ……1本
・春菊……1/4袋
・白菜……1枚
・だし汁……200～300ml
・めんつゆ(2倍濃縮)……大さじ2～3

調味料の量や入れる具材はお好みで調整してください。

鍋に具材を切って並べ、だし汁、めんつゆ、カレーを加えて煮込むだけ。

カレーの旨みで、いつもとは違った味わいに。レシピの分量はカレーの割合が控えめなので、もっと入れると、とろみやカレーらしさがUPします。うどんを入れたり、ご飯にかけてもおいしいです。

フライパンで作るパエリアに、残り物カレーを少し混ぜて、コクと旨みをプラス。今回は海老とチキンで作りましたが、具材はおうちにあるものでOK！

【材料（1人分）】
・カレー……大さじ2
・米……1/2合
・鶏もも肉……1/2枚
・エビ……4尾
・玉ねぎ……1/4個
・人参……2㎝
・トマト……1/2個
・ニンニク……1片
・パセリ……適量
・水……カレーと合わせて100ml
・コンソメ……1/2個
・オリーブオイル……大さじ1
・塩こしょう……適量

【作り方】
① フライパンにオリーブオイルを入れ、みじん切りにしたニンニクを炒めてから食べやすい大きさに切った鶏もも肉を加えて焼く。
② 焼き目がついたら塩こしょうをふって下味をつけ、みじん切りにした玉ねぎ、人参も加えて炒める。
③ 米を加えて弱火で3分程度炒める。
④ 水とカレーを混ぜて100mlにし、コンソメも溶かす。
⑤ ③に④を注ぎ入れ、ざく切りにしたトマト、殻と背ワタを取ったエビを乗せる。
⑥ 蓋をして弱火で15分加熱して火を止め、そのまま蓋をして10分蒸す。
⑦ 米がまだ固かったら、水を足して追加加熱。
⑧ 蓋を外し、中火で水分を飛ばす。
⑨ 刻んだパセリをかけて完成。

※米は洗わないまま炒めます。

アツアツのできたてのおいしさをぜひ味わってください。仕上げにしっかり水分を飛ばすと、底に少しおこげができておいしいですよ♪

カレーで下味をつける料理といえばタンドリーチキンも有名です。通常はカレー粉などスパイスを使って下味をつけますが、残り物カレーを使っても作ることができます。

【材料（4人分）】
・カレー……大さじ5～6
・鶏もも肉……2～3枚
・ヨーグルト……大さじ3
・ケチャップ……大さじ2
・ニンニク……2片
・ショウガ……2片
・塩こしょう……適量

鶏もも肉4枚くらいまでは漬けられる量のタレになります。必要に応じて増減してください。

【作り方】
① ポリ袋にカレー、ヨーグルト、ケチャップ、すりおろしたニンニクとショウガ、塩こしょうを入れて混ぜる。
② ぶつ切りにした鶏もも肉を入れて、ポリ袋の上から揉み込んで空気を抜いて口を縛り、冷蔵庫で4～6時間程度、味を馴染ませる。
③ 鉄板にオーブンシートを敷いて②を乗せ、200℃に予熱したオーブンで20分程度焼く。

焼き時間はオーブンのクセによっても多少変わるので、様子を見て増減してください。

オーブンで焼くと余分な油も抜けて、皮がカリッと焼けます。フライパンでも仕上げることができますが、オーブンのほうが簡単で本格的な味になるのでおすすめです。フライパンで焼く場合は焦げやすいので、タレは落として焼きます。

ヨーグルト効果でお肉も柔らかく、子どもも食べやすいですよ♪

みんな大好きカレーも、続けて食べれば飽きてしまうこともありますが、上手に保存したり、違う味わいに変身させれば、ほんの少しの残ったときにも、おいしく食べ切ることができます。

カレーをそのまま使ったリメイクでも、何かに混ぜて調味料のように使ってもいいですよね。旨みたっぷりのカレーは、手軽に味に深みを出してくれるので、時短料理にはピッタリです。

今回ご紹介したレシピ以外にも、ほかの調味料と混ぜてソースにしたり、揚げ物の衣に混ぜたり、炒め物や煮物の味つけに使ったり、おいしい使い方がたくさんあります。和洋ともに馴染んでしまうカレーってすごいですよね。是非、試してみてください♪