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2021年06月24日 16:20 更新

家族で「ゴミ出し」分担しやすくなる工夫6つ! 家事シェアで家事力アップ

毎日の生活に欠かせない「ゴミ出し」という家事。各家庭ごとに担当者が決まっていることも多いかと思いますが、ひとりで抱えこまないで家族誰でもできるように工夫すれば、負担が減ってラクになります。今回は家族みんなが進んで手伝えるようになるための取り組みをご紹介します。

こんにちは。鎌倉のライフオーガナイザー® むかいはらゆかです。

家事の中でもひときわ地味な作業のひとつが「ゴミ出し」ではないでしょうか。料理や洗濯に比べ目立ちにくい家事であるためか、筆者の家ではこちらから言わないと家族の誰も手伝ってくれません。忙しい毎日の中、ひとりでゴミ出しの準備をしていると時々切なくなります。

しかしあるとき、「この地味なゴミ出し作業を家族みんなでやろう! そのほうが夫や子どもの家事力もアップするし、私の負担が減る!」と思い立ち、家族が喜んでゴミ出しを手伝ってくれるような仕掛けをあれこれ作りました。まだ浸透不足の部分もありますが、少しずつ家族ができるようになって筆者の負担が減ってきています。

今回はその取り組みを6つご紹介しますので、よかったら参考にしてくださいね。

① ゴミ出しのルールを知ってもらう仕掛け2つ

ゴミの分別方法をゴミ箱に貼る

ゴミ箱のフタにゴミ分別のルールが書かれた紙が貼ってある様子
出典: https://ameblo.jp

筆者は夫と中学生の息子の3人家族。2人とも時々、ゴミの分別方法を筆者に聞いてきます。「これはプラスチックゴミ? 燃えるゴミ?」というふうに。

「そういえば家族はゴミの分別の方法をちゃんと知らないし、関心がないのかもしれない」と思い、まずは家族にゴミ出しのルールを知ってもらうことにしました。自治体からもらった分別方法のパンフレットを切り取って、ゴミ箱のフタに貼りました。こうすることによってゴミ分別の意識を高め、把握してもらうように仕向けています。

ゴミ箱の中にも仕分けルールを書いておく

ゴミ箱の内側側面にマスキングテープが貼ってある
出典: https://ameblo.jp

ゴミの仕分け種類が多いため、ひとつのゴミ箱の中に2〜3種類のゴミを入れています。

上の写真は紙ゴミ用のゴミ箱を横から見たところです。「ボール紙」(ティッシュの箱など)と「ミックスペーパー」(コピー用紙やダイレクトメールなど)が混在しないように、それぞれに袋を用意し、ゴミ箱の側面にマスキングテープを貼ってそれぞれの位置を明確にしました。

このルールを決める前はこの2種類のゴミが混じり合ってしまい、ゴミ出しの前に仕分け作業が必要でした。しかし、このルールを決めてゴミ箱の内側にマステを貼ったところ、誰もがゴミ出しの際に分別して入れるようになり、仕分けの手間が軽減されました。

紙ゴミの入ったゴミ箱を手前に引いているところ
出典: https://ameblo.jp

② ゴミの流れを整理する! ゴミ捨て習慣2つ

メインのゴミ箱を中心にゴミ捨ての習慣をつける

白いスチールゴミ箱
出典: https://ameblo.jp

家族にゴミ出しのルールを把握してもらったところで、次は我が家でのゴミ出しの流れをしっかり作り、それを共有する必要があります。

我が家の場合は、外から持ち帰ったゴミや不要なチラシ・プリント類など、ほとんどのゴミが最終的にはキッチン横のゴミ箱に入ります。いわばここが我が家のメインゴミ箱 = ゴミ・ステーション、略して「ゴミ・ステ」です。

それまでは子どもが持ち帰ったゴミは私が受け取って捨てることもありましたが、今は子ども自身がこの「ゴミ・ステ」に持って行き、分別して捨てています。

たとえば買ってきた靴下やノートなどがあれば、子どもがラベルや梱包を解き、燃やすゴミとプラ系のゴミに分けて捨てる、といった具合です。キッチン横なので私の目が届き、子どもに「物を買ったら発生するゴミを捨てるまでがやること」と習慣づける機会になっています。

各自の部屋のゴミは自分で「ゴミ・ステ」に出す

ベッドのヘッドサイドに白いゴミ箱などが置かれている
出典: https://ameblo.jp

ゴミ箱は1階の「ゴミ・ステ」のほか、2階の寝室や子ども部屋にもあります。ゴミが出たら前日までに「ゴミ・ステ」に持ってきてもらい、捨ててもらいます。そうすればゴミの日の前日に筆者がひとりで家中のゴミ箱のゴミを集めて回らずに済みます。

③ ゴミ出しの流れに家族も"乗れる"工夫2つ

ゴミ袋ケースにラベルをつける

引き出しの中の白いケースにゴミ袋が入っている
出典: https://ameblo.jp

ゴミの流れがわかり、ゴミ捨て習慣ができてきたところで、最後は自分以外の家族のためにやる「ゴミ出し」ができるようになるための工夫です。これができるようになると、家事力がさらにアップします。

まず必要なゴミ袋を自分で取り出せるように、ゴミ袋を仕分け用のケースに入れてマスキングテープでサイズを書いています。このケースの隣には、市指定のゴミ袋が入っているボックスがあります。部屋のゴミ箱にゴミ袋をセッティングする時や、週に数回の指定ゴミ袋を使ったゴミ捨てをする時に、誰もが見てわかって使えるように工夫しています。

丸投げNG! ゴミ出しを末長く担当してもらうための作戦

玄関にグレーのゴミ袋が置いてあるところ
出典: https://ameblo.jp

集まったゴミは出す日の朝にまとめます。現在は夫が朝のゴミ出しを担当しています。

この際「燃やすゴミ出しておいて〜!」と丸投げはしません。筆者が「ゴミ・ステ」から出して市指定のゴミ袋に入れて玄関に置くまでを担当。夫には玄関から近所のゴミの集積所に持って行くまでを担当してもらっています。

本音は全て丸投げしたいところですが、目的は末長くゴミ出しに関わってもらうことですので、「ハイ! あとはよろしく」というところまでこちらでやっておくのが、今のところ、夫に負担感なく担当してもらうための工夫(作戦)です。

まとめ

「ゴミ捨て」を家族でシェアするための工夫をご紹介しました。

ゴミ仕分けのルールを知り、ゴミ袋を自分で出してセッティングし、曜日に合わせてゴミを集めて、外に出しに行く。この一連の流れを家族ができるようになれば、家事力がアップするし、家事の負担をひとりで抱え込まなくてすみます。

よかったらお試しくださいね。あなたの心地よい暮らしづくりの参考になれば幸いです。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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