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2021年06月19日 08:00 更新

「○○すべき」なんてない! 家事プレッシャーから解放されて「おうちキレイ、ごはんおいしい」を維持できるコツ

ママとして「~するべき」という思い込みで苦しくなっていませんか? 家族のために快適な環境を整えてあげたい、という理想はステキなこと。でもそのせいで疲れてしまい、自分の笑顔が消えてしまっては元も子もありません。終わりのない家事・育児だからこそ"ほどほど"に。今回は、手放せる家事について考えてみませんか?

こんにちは、ライフオーガナイザー®のうめだあさみです。

毎日がんばっているのに終わることのない家事。それもそのはず。やろうと思えば思うほど、延々とタスクが生じるのですから……。がんばり屋さんであればあるほど、家事に終わりを見出すのは困難です。

「今日もこれができなかった……」「ママ失格だ……」なんて落ち込まないで! 手放してもいい家事を見つけて、心も体もラクになりませんか?

今回は、【ママだってラクしたい!】がモットーの筆者が手放した家事をご紹介します。

料理は「こだわり」を捨てよう

手作り神話

健康維持に欠かせない、毎日の食事。愛情たっぷりのお手製料理をおいしそうに頬張る家族の姿を眺めるのは、なんだか嬉しいですよね。でも、1日3回の食事準備は大変! 特に休日や子どもの長期休暇は、1日中キッチンにこもっているように感じます。

掃除や洗濯のように「明日でいっか」では済まないのが、毎日の食事。家族も自分も、お腹は空きます。コロナ禍では外食もままなりませんが、毎回「手作りしなければ!」と気合を入れていると、作り手の負担も膨大に。作るだけじゃなく、フライパンやお鍋、食器洗い、汚れたキッチンの掃除もその都度、発生しますしね。

栄養バランスや彩り、家族の好きなものを考えて作り、温かいできたての"手作り料理"は、好ましいものだと思います。でも、毎日そうでなければいけない、なんてことは全然ありません。スーパーやお弁当屋さんには種類豊富でおいしく、栄養も計算されたお惣菜がズラリと並んでいますし、冷凍食品もたくさん! 家では面倒な揚げ物も、スーパーやお肉屋さんでプロの味を調達できちゃいます。

それでも、もしあなたが、たとえ疲れていても「調理済を食卓に出すのはちょっと……」「手抜き料理に罪悪感……」と感じてしまうタイプなら、半調理済食材の活用を! 献立を考えて食材の買い物をして、という名もなき家事も実はなかなか重めのタスクなので、ミールキットを頼むなどしてココを簡略化するだけでも、少しは楽になりますよ。

チルド餃子

チルド・冷凍食品の代表格といえるのが、イチから手作りすると切る・こねる・成型・焼き上げ……という手間のかかる餃子。フライパンに並べて焼くだけで完成のチルドや冷凍は、忙しいママパパの強い味方で大人気です。冷凍庫にストックしておくと、子どもの唐突な「餃子が食べたい!」のリクエストにも、快く応じられます。

冷凍食品

"揚げるだけ"のフライも、人気メニューのひとつです。冷凍庫にスタンバイしておけば、忙しい日や疲れた時の夕食も心配ナシ。揚げるだけで主菜が完成。メニューに悩むことも、「今日はムリー!」と、想定外の外食で散財することもありません。

もちろん、油で「揚げる」ということ自体、手間のかかる行為ではあります。揚げものをしている最中はキッチンを離れられませんし、揚げ終わった後の油の始末もあります。揚げたてアツアツのフライやコロッケはおいしさが格別なのも確かなのですが……。クタクタの日はすでに揚げてあるお惣菜を買うにして、おうちでの揚げものは体力のあるときにチャレンジするでもいいですよね。

一汁三菜へのこだわり

ごはんの献立は「一汁三菜であるべき!」と、プレッシャーを感じていませんか?

自分に課している品数ルールを撤廃して、パスタや丼物などのワンプレート料理と、切ったトマトやきゅうり、あるいは味噌汁やスープなど、「ふたつ」で十分と考えてみたら、食事作りがグッとラクになります。野菜不足が心配なら「具沢山野菜たっぷり味噌汁(スープ)」をメインにしてもいいですね。

カテゴリーを絞ることで、面倒なメニュー決めも簡単に。それでも迷ってしまうなら、インターネットやレシピアプリの出番です。「パスタ・キャベツ・玉ねぎ」「丼・豚肉・卵」など、材料として使いたい食材を検索すれば、たとえばパスタでもトマト系、クリーム系、和風、スープパスタ……無数のレシピが。これならマンネリ化することもありません。

ホットプレートでタコ焼き

子どもたちと一緒に作ることができるホットプレート料理も大活躍! タコ焼きや焼きそば、お好み焼きも有力選手です。

「一汁三菜」にこだわらなくてOK! 準備はもちろん、洗い物が少なく、後片づけもラクラクなワンプレート料理で、作る人の負担を軽減しましょう。ゴキゲンなみんなの笑顔が、おいしい食事のスパイスです!

買い物は時間を効率化しよう!

ちょこちょこ買いの時間と手間は省ける

生活していく上で、食料品や日用消耗品の買い物は必須。補充のための買い物をまるっと手放すことは困難ですが、頻度を減らして時間の余裕を生みましょう。

我が家の食料品の買い出しは週に1度、日用品は半年に1度のペースです。この話をすると、「大量のストックを管理するのは無理……」と思う方もいるかもしれません。

「在庫管理」をラクにするポイントは【定番品】を決めておくこと。いつも使うからこそ、消費ペースを把握しやすく「このくらいあると次の買い物までは大丈夫」とイメージしやすくなります。

日用品も同様。使い切るペースを把握していれば、半年分のまとめ買いでも悩むことなくスムーズにできるようになります。

日用品に開封日のメモ

付箋やマステで開封日をメモしておくと、「コレはいつ開封したっけ?」と記憶を巡らせる必要もありません。

定番品で在庫管理がスムーズにできれば、ちょこちょこと買い足す手間もナシ。買い物に出向く時間と手間をグッと減らすことができますね。

買い物のたびにちょこちょこ余計なモノを買うこともなくなり、節約にもなるのではないでしょうか。

お得な買い物のためにハシゴするのをやめてみよう

お買い得品を手に入れるため、いくつもの店舗をハシゴすることはありませんか? 一度の買い物で何軒もハシゴしていたら、当然ながら時間と手間がかかるもの。

品物が10円でもお安く手に入れば嬉しくなるのは当然ですが、そのためにかけた時間や交通費(ガソリン代など)は、お買い得品で浮いた10円でまかなえるでしょうか?

いつものお店なら、店内で商品を探して迷子になることもありません。また、通い続けることでそのお店での底値も把握できるように……!

ポイントカード

ポイントカードを採用している店舗も多数。同じお店に通うことで、ポイントが効率よく貯まります。複数のアプリやカードで、携帯やお財布が圧迫されることもナシ。買い物回りにかけていた時間と手間を、別のことに費やしてみませんか?

掃除は分散させ、気がついたときにサクッと

平日5分ずつの簡単お掃除タイム

お仕事のない休日は、のんびり過ごすのが理想的。でも溜まった汚れが見過ごせず、掃除に追われて貴重な休日が過ぎ去ってしまっては十分な休息が取れないかも。

休日にまとまったお掃除タイムを取っているようなら、それを平日に分散。休日のフリータイムを確保しちゃいましょう!

ポイントは【5分以内で終わらせる】こと。家事の隙間にパパっと済ませられたら、負担も少なく続けられます。平日5分を続けると、週末にはすでに25分(5分×5日分)ものお掃除が完了済。「チリも積もれば山となる」ですね。

たとえば我が家のトイレ掃除は、毎晩、入浴前にサッとお掃除しています。洗剤をペーパーに吹きかけ、便座と床を拭きあげて、流すだけ。洗剤はお気に入りのボトルに詰め替えておけば、出しっぱなしでも気になりません。

トイレ掃除用ボトル

週末は、トイレブラシで便座内のお掃除&汚れを予防してくれるトイレスタンプを便器内に押すだけで、トイレ掃除完了としています。毎日のちょこっと掃除のおかげで、頑固な汚れもなくキレイを保てています!

また、外からの汚れが気になる玄関も、毎朝出がけにほうきでサッとお掃除。砂やホコリが溜まるのを予防しています。

玄関たたき掃除

週末の時間がある時には拭き掃除もするのですが、そもそも溜まった砂やホコリがないので、パッと始めてサッと終わります。

お掃除タイムを平日に分散させることで、休日のお掃除タイムがグッと減少。せっかくの休日ですから、お掃除タイムより、リラックスタイムを拡充したいですね。

雑巾は縫わなくてOK

使い捨てのお掃除シートはエコとは言いがたく、ついケチッてしまうこともありますが、一方でエコな雑巾はニオイがつきやすく洗って干すのが面倒です。

それなら、ウエス(ぼろ布)をフル活用!

お子さまのサイズアウトした衣類や派手に汚してしまってもう着ることが出来ない衣類をウエスにして、もうひと活躍してもらいましょう。

子どもの衣類をウエスに

カットして使うのはもちろん、小さなお子様の衣類ならそのまま使用してもちょうどいい。大きすぎず、使いやすいサイズです。

しっかり汚れを拭き取ったウエスはそのままゴミ箱へ。お役目を十二分に果たしたことで、気兼ねなく処分出来ます。

「いつか使うかも……」と残しておいた古着を処分しつつ、お掃除をラクに。汚れた雑巾を洗うストレスがないだけで、面倒な拭き掃除のハードルがグッと低くなりますね。

まとめ

やろうと思うといくらでも生じる家事のアレコレ。気づかないうちに、どんどんタスクを増やしてしまい、がんじがらめになってしまうことも。本当はもっと家族みんなで分担すればいいのでしょうし、家事ってママ一人が頑張ってやることではないはず。でも真面目な人ほど、完璧にやろうと一生懸命頑張って、疲れをためてしまうんですよね。

日常がある限り、家事に終わりはありません。だからこそ、サクッと賢く時短して、心も体も余裕を持ってくださいね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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