離乳食の鮭フレークいつから？後期・完了期レシピ【管理栄養士監修】

・中期の調理：味のついていないものを少量から
・後期の調理：味のついていないものか、味付きのものはお湯で茹でて塩抜きをして、少量を味付け程度に
・完了期の調理：味のついていないものか、味付きのものはお湯で茹でて塩抜きをして、少量を味付け程度に

鮭フレークの主原料である鮭の主な栄養はタンパク質ですが、抗酸化作用のあるアスタキサンチンやビタミン・DHAやEPAなども含まれています。

しかし、調味された鮭フレークはメーカーによって作り方が変わり、添加されている調味料も変わります。鮭フレークでタンパク質を摂るというよりも、魚のうまみも生かして調味料の一つとして使うことをおすすめします。

市販の鮭フレークには、食塩や調味料などで味を付けたものが多く流通しています。そのまま使うと塩分が多く、赤ちゃんの腎臓に負担をかけてしまうので、使うときは塩分の入っていない、無塩の鮭フレークを選んで使いましょう。

鮭フレークの原料の鮭は、アレルギー表示推奨品目に指定されています。特に乳児期に気を付けたほうがいい食品というわけではありませんが、少量から様子を見るといいでしょう。

鮭フレークはポイントを押さえることで、離乳食でも使えるようになります。

味のついた鮭フレークは、沸騰したお湯で茹でてから使うといいでしょう。

そのまま使用する場合は、離乳後期以降にスープの味付けなどに調味料の一つという考え方で少量を使用しましょう。

無塩の鮭フレークはパサつきがあり、そのままでは食べにくいので、おかゆに混ぜたり、野菜と一緒に煮たり、とろみをつけて食べさせましょう。

ここからは、ほぐした鮭との違いや冷凍保存がOKかなど、よくある疑問についてお答えしていきます。

市販品には、鮭フレークと、鮭ほぐしと記載してあるものがあります。両者の明確な違いはありませんが、どちらも鮭を茹でたり蒸して細かくした加工品です。塩分や調味料などが含まれますので、ラベルの表示を確認しましょう。

瓶詰や缶詰で日持ちのする鮭フレークであっても、開封後は長持ちしませんので早めに食べきりましょう。食べきれない場合は、1回分ずつに小分けにして冷凍保存可能ですが、1週間を目途に使い切りましょう。

それでは、鮭フレークを取り入れた離乳食レシピをご紹介します。少量の鮭フレークで、定番食材も一層おいしくなるかもしれませんよ。

・じゃがいも　20g
・鮭フレーク（無塩）　大さじ1
・だし汁　大さじ1

① じゃがいもは皮をむき、芽を取ってラップをし、電子レンジ（600W）で1分ほど加熱してやわらかくする
② 鮭フレーク（無塩）をお湯で茹でて脂分を取り、つぶす
③ ①をスプーンで粗くつぶして鍋に入れ、②とだし汁を加えて、ひと煮立ちする

・鮭フレーク（無塩）　大さじ1.5
・ほうれん草　葉先4枚分
・全がゆ　90g

① ほうれん草はやわらかく茹でて、水を切ってみじん切りにする
② 全がゆに①と鮭フレークを加えて混ぜる

・鮭フレーク　小さじ2
・白菜　10g
・にんじん　10g
・大根　10g
・水　1/2カップ

① 白菜・にんじん・大根は千切りにする
② 鍋に水・鮭フレークと①を入れ、野菜がやわらかくなるまで煮る

鮭フレークは、皮や骨・血合いが取り除いてある便利な市販品です。
赤ちゃんに使う場合は、塩分無添加を選べると安心ですが、味付きのものは少しをうま味として使うか、塩抜きしたりして使うようにしましょう。

（文：三浦真由美 先生、監修：川口由美子 先生）

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