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2021年04月22日 18:56 更新

【保護者の憂鬱】いる? いらない? PTAの必要性を大調査!

我が子の入学時に気になるのが、PTA活動。学校の状況を把握できたり、先生やほかの保護者との交流ができたりするメリットもある反面、時代の流れに対応できていない昔ながらのシステムや人間関係に悩む保護者も多いようです。そこで今回は「PTAは必要だと思いますか?」というアンケートの結果をご紹介します。

PTA いる いらない 嫌
(イラスト:mico Ꮚ•ꈊ•Ꮚ @gogo_aokun

PTAは必要だと思いますか?

PTA いる いらない 嫌

「PTAは必要かどうか」を尋ねたところ、48%のママが「必要」と回答した一方で、52%のママは「必要ない」と回答する結果になりました。では、どうしてそう思うのか、ママたちの意見を見てみましょう。

PTAは「必要」だという人の意見

人間関係を広めるチャンスになる

PTAは全学年の保護者が対象なので、学年が上の先輩ママと交流ができれば、アドバイスを受けることもできそうです。また、授業参観や懇談会だけでは得られない学校内部の情報や地域の情報を仕入れることができるでしょう。

学校の状況がわかる

PTA活動をしていると、学校の状況や予定、先生の異動など、情報が耳に入りやすいというメリットがあります。また、保護者からの意見を直接学校に言えたり、子どもの様子を聞く機会に恵まれたりしやすいでしょう。

保護者も学校運営に協力すべきである

PTAは学校の先生と保護者で成り立つ団体です。先生は立場上、有無を言えない状況で、負担も大きそう……。上記のような人が増えると、先生もホッとできるでしょうね。

体制や仕事内容を見直せば……

のちほどご紹介しますが、PTAは必要ないと答えた人のなかに、「PTAの仕事内容には無駄なものが多い」という意見が多数見られました。

しかし、「無駄なものが多いから必要ない」のではなく、無駄を省いて効率化するならば全廃止ではないほうがよいという考え方もあります。また、母親が参加するという暗黙のルールもなくなり、父親も大いに参加できるような仕組みになると違ってくるのではないでしょうか。

PTAは「必要ない」という人の意見

ハッキリ言って面倒……

「PTAは面倒だ」とハッキリ回答した方が多く見受けられました。必要なのか疑問に思う活動があり、わざわざ仕事の都合をつけてまで関わりたくないという意見も。できれば免れたいと思っている保護者は多いのが事実でしょう。

人間関係が難しい

物事に対する思い入れの違いで、大人同士だからかえって煩わしい人間関係になってしまうことありますよね。ですので、足を踏み入れたくないと思っている人は多数いるのではないでしょうか。

時代に合っていない

世の中はまだまだ "母親が学校関連のことをやる" という暗黙のルールがあります。しかし、現代では働くママが増えているため、PTA活動の集まる日時の確保が難しいのが現状でしょう。参加しやすいように、少しずつでも改革が進めばいいですよね。

活動内容に疑問点あり

PTAの活動内容がわからない人もいるようです。何をするのかわからない活動に参加するのは不安ですよね。PTA会報も配られているはずなので、一度目を通してみるといいでしょう。

外注すればよい

「PTAは必要、でも時間を作ってまで参加するのはしんどい、だから外注をすればいいのでは?」と考えている人もいます。しかし、学校と保護者が協力して運営するという意味からは離れてしまいそうです。"わが子が学校に通っている間だけでも協力は惜しまない" と思えるような活動内容になるといいのかもしれませんね。

PTAがなくても何とかなるのではないか

「PTA自体が要らないのではないか?」という意見もありました。仕事の都合をつけて無償のボランティア活動をやりたがる人は、あまりいないのかもしれませんね。PTAが本当に必要であるならば、組織の内容を明確に開示し、時代の流れに見合った活動に見直しが必要なのでしょう。

まとめ

PTAは任意のボランティア活動ですが、新しい交流ができたり、学校や地域の情報収集を仕入れたりすることのできる場として、数多くのメリットもあります。しかし、現代は働くママが多くなっているため、昔ながらの組織体制・運営方針では、無理が出てきているようです。時代に即した改革が必要になってきているのかもしれません。

マイナビ子育て調べ
調査日時:2021年3月3日~12日
調査人数:148人(22歳~40代までのママ)

(マイナビ子育て編集部)

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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