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【Ep.1-4】「オメェ恋しに来てんだろ!?」ヤンキー達のガチ恋リア「ラヴ上等」ついに開幕

#ラヴ上等考察

やまとなでし子

日本初・ヤンキーの男女たちが血の気たっぷりに繰り広げる、Netflixの純愛リアリティショー「ラヴ上等」。山奥にある学校「羅武上等学園」で、社会の”はみ出しもの”として生きてきたヤンキー男女11人が14日間の共同生活を送り、喧嘩に恋に本気(ガチ)でぶつかります。常識やルールに縛られず生きてきた彼らは、この学校生活の中で本気(ガチ)の恋を見つけることはできるのか!? 未だかつて誰もみたことがない、一触即発ヤンキー恋愛リアリティショーを、コラムニスト・やまとなでし子さんが考察します!

※このコラムは「ラヴ上等」エピソード1〜4のネタバレを含みます。

前代未聞のキャラの濃さ。ネトフリの本気が見えるヤンキー達のガチ恋リア

前代未聞の恋愛リアリティショーがNetflixで始まりました。その名も「ラヴ上等」。なんと出演者全員、多様な過去を持つ「ガチのヤンキー」。

暴走族元総長、少年院上がり、元インテリヤクザ、逮捕歴あり、海外で人身売買されそうになった経験ありと、あまりに濃すぎる経験に加え、11人中7人がタトゥーもしくはガチの刺青入りと根性の入りっぷりが桁違い。一人ひとりに密着してもドキュメンタリーが撮れそうな、とにかくキャラクターの濃い面々なのです。
ここで過ごすことがルールとして、暴力・器物破損・カツアゲ・最終日までの告白の全てが禁止。違反したら即退学。

おまけに喧嘩対策のために、セキュリティ部隊までいる始末。こんな恋リア世界初では? そして、ここに加わる主題歌globeの「Love again」。ネトフリの神がかったセンスにもう誰も勝てません。飽和状態の恋愛リアリティショーに、一石どころか爆弾を投じてくれたネトフリの本気(マジ)を感じます。

ZOZOの前澤社長もあらゆる贅の限りを尽くし、一通りやり尽くした日常に新たな刺激を求めて宇宙旅行に出たわけですが、これは恋リアに目が肥えて刺激が感じられなくなっていた恋リアガチ勢にとっての宇宙旅行みたいなもんです。全てが規格外すぎる。

「オメェ恋しに来てんだろ!?」まっすぐすぎるヤンキーの生態

みんな根っからのヤンキー育ちなので、とにかく血の気が多い! 男性陣は顔を合わせるや否や「何見てんだよオメェ!」と机を蹴り飛ばし一触触発!

お互い初めて足を踏み入れたはずの場所なのに、この縄張り意識の強さ。これぞヤンキー……と、異文化に戸惑いながら見ていると、「座れやオメェ! 恋しに来てんだろ!?」と相手方も黙っていません。確かに恋リアなので、その通りのど正論なんですが「恋しに来てんだろ!?」なんて、真顔かつシラフで言えます? 恥ずかしくなってしまうほど直球、でも本質であるこの問いを素直にぶつけてくるあたりに、彼らヤンキーの根っこの真面目さを感じさせます。

その後「よろしくなぁ!?」と一瞬で和解する感じも見ていて気持ちがいい! 一瞬ヒヤッとしつつも安心して見られるのは、本能と感情のままにぶつかっても、すぐに後腐れなく決着がつく彼らのカラッとしたヤンキー気質のおかげなのでしょう。

ヤンキーのファッション系統の違いが面白い

ファッションにおいても、特に男性陣はヤンキーの系統によってまとっているものがガラッと違うのも見どころです。

元暴走族総長のつーちゃんとミルクは、メタルフレームの眼鏡に特攻服。2人とも「全國制覇」の刺繍が共通して入っているのは、全ての暴走族の目指すところであり、鉄板の刺繍なのでしょうか。他にも画数多めな常用外漢字の刺繍が所狭しと入っています。

こんなにもたくさんの漢字を背負っているのに、牛乳が漢字で書けなかったミルクが愛おしい……。

バー経営の二世はCELINEのジャージにHERMESのサンダル、CELINEのピアスやヴァンクリのブレスレットなど、ハイブランドを上手に取り入れており、おしゃれさの中にチャラさが垣間見えます。

元クラブセキュリティのタックルと元インテリヤクザのヤンボーは、『男はつらいよ』の、フーテンの寅さんを思わせる渋い和風ファッション。

昭和を思わせる和柄の鯉口シャツや、素肌に半被、そこにゆとりのある黒パンツを合わせ、ヤンボーに至っては、下駄と木札のネックレスまで加わります。浅草の三社祭あたりにいそうな、男らしく渋いファッションです。しかもヤンボーの日常下着はふんどし。上物だけじゃなく、細部まで統一感が半端ない。

ヤンキー倍速再生向いていない説

出てくるフレーズも非常に独特。ヤンボーは「ミルクさらうか一回。舐めやがってガキが」と、ブチギレ。怒りの表現に「さらう」使います?

「包丁ある場でキレさせんか?」もそうですけど、「怒りの感情」にプラスして「相手に脅威を感じさせるフレーズ」をサラッと加えてくるあたりに、彼らがくぐってきた修羅を想像させるんですよね。

他にも「タイマン」「気合い入ってる」「食らった」など、ヤンキー独特の表現も面白いのですが、やっぱり優勝はつーちゃんが1人シャワーを浴びながら放った「ここ暑くね? ムカ着火ファイヤー」ではないでしょうか。あまりに懐かしい「激おこぷんぷん丸」の上位語である、この言葉を現代に継承する人材がいたとは……!

加えて巻き舌強めメンバーが多いので、倍速再生にすると何言ってんのか分からないこと多々。ヤンキーは倍速再生にすこぶる向いていないという新たな気づき。そこが気になり始めると、巻いてないタックルの言葉が異常に聞き取りやすく、際立ってイケボに聞こえてきます。ぜひ早送ってみてください。

垣間見える漢気や仁義の切り方がカッコ良すぎる

ヤンキーは情に熱いというか、気持ちへの配慮や義理堅さが垣間見える場面も多々あります。女子の分まで洗い物を引き受けるミルクのセリフが、「いやネイル普通にもったいないから」。ネイルで理由づけして、サラッと女子を退ける流れが非常にスマートでした。

モデル・メイク講師・きぃーちゃんが作った、生コンクリートくらい粘度が高そうな、食べるのを躊躇したくなるたこ焼きも、タックルはその場ではおいしいと食べ、「ウソでもおいしいっていうべきですよね。きぃーちゃんが作ったんで」と100点の漢気を見せていました。

つーちゃんの恋バナも漢気の塊でしたね。シングルマザーである彼女と、その子どものことまで考え、自分の生活に付き合わせると彼女達の生活を壊してしまうからと、好きだけど身を引き、さらにはその彼女が幸せになるまで自分は一切恋愛しないという仁義の切り方。この人情があるから、総長として人をまとめてこれたのだろうという、器の大きさを感じました。カッコよすぎるだろ。

モテ女Babyの壮絶な過去と謎のバモス

そんな中で一番恋の矢印を向けられているのが、塗装業・タレントのBaby。華奢な体に小さなお顔、色白ベビーフェイスと、ルックスがとにかくつよつよすぎる。そんな可憐に見える彼女も、背負ってきた過去はとても壮絶。

幼少期は借金の取り立てが家に来たり、家に食べるものがなく、生きるためにタニシやその辺に落ちている海藻を拾って茹でて食べたりしていたという過酷さ。そこから身内全員殺したいという復讐心を抱き、格闘技を始めたというわけですから、細いボディに秘めた想いはとてつもなく大きい。

ヤンボー、ミルク、二世と、初日から多くの男性に気持ちを寄せられた彼女ですが、ミルクからのラブレターがとにかく面白かった。

「バカおもろかったっすね バモス いいかんじでした」と間に挟まれた突然のスペイン語「バモス」(レッツゴーの意味)。意味としても唐突だし、なぜスペ語をチョイスしたのか。あの文章の奥に隠された真意を知りたい。

そんなBabyを巡った男性陣のバチバチが見れるかと思いきや、ヤンボーまさかの退学。このままミルクが突っ切ることができるのか? なんとなく、Babyはまだミルクへの気持ちが振り切っていないようにも見えます。

Babyの材質・紙説。「水はヤベェ」の真意

ショーダンサー・あもに、ショーの一環で水をかけられた事件では、Babyが「水はヤベェだろ!」と僅かに濡れたことに対して怒髪天の如くブチギレていましたが、もしかしてBabyって材質、紙? アンパンマン以外であんなに水を恐れる生き物を初めて見ました。

水族館デートの際には、イルカショーで最前列に座らないようにミルクに気をつけて欲しいです。あそこはBabyにとって致死量の水を浴びることになります。

とはいえ、彼女は感情表現がシンプルなだけで、水が苦手なのではなく、「嫌がっていたのに、何度も『水』をかけてきたこと『は』挑発か? 『ヤベェだろ』」の略が「水はヤベェだろ」なのでしょう。

ショーの一環なので、あもにそういう意図はなかったとしても、こういうすれ違いって往々にして人間関係で起こるものですよね。

謝って仲直りした後、2人の関係が「マブ」に進化していたところに、「雨降って地固まる」いや、「あらゆる場面でスコール多発し、速攻で地固まりまくる」ヤンキーのいいところが出ていました。一瞬で喧嘩して、一瞬で仲良くなるのなんなの。まさに秒生き。

それにしても、あの一連の騒動を一切動じず、笑顔で対応したあもがすごすぎます。水ぶっかけ返されても、笑顔で切り返すのは肝座りすぎてるし、対応が終始大人でパーフェクト。今までどんな修羅場をくぐり抜けてきたら、こんなに仕上がるんだ!?

自分の好きな男は他人が好きでもカッコよくあれ、マインド

バー勤務・格闘技選手のてかりんの「好きな男は自分に向いていなくても男としてカッコよくあれ」という考え方にヤンキーマインドを感じます。

好きな男性であるヤンボーが意中の女性であるBabyとうまくいっていなければ、一般的な女性であれば、これ幸いとその隙を狙ってアタックしていく人も多そうですが、「好きな女がいるのにアプローチもせずキレてるだけなのクソダサい! ちゃんとしろ!」という、てかりんの考え方は筋が通っていて、とても漢気があります。

こういった信念も彼らヤンキーの特徴の一つ、なのかもしれません。

おととあも、対極の存在説

途中で転入したホストのてんてんは、まるで少年漫画に突如迷い込んだ少女漫画キャラのよう。最初からいる男性メンバー達との作画が違いすぎて、なんとなく画面から浮いて見えます。

修羅場にも動じないメンタル最強なあもも、計算高く動いて恋愛模様をかき回してくれそうで期待大。

一方で専門学生・キャバクラ勤務おとさんは、ゴリゴリに強そうなギャル美女だけど、中身は素直でピュアそう、かつ少しメンタルが弱そうに見えるので、2人とも見た目は華やかですが、実はあもとおとさんは内面において対極の存在なのでは? と感じます。

次は男性陣だけではなく、女性陣の心もそろそろ動き出すでしょうか? また次回!

(やまとなでし子)

Netflixリアリティシリーズ「ラヴ上等」独占配信中

作品ページ:https://www.netflix.com/title/81769466

※この記事は2025年12月16日に公開されたものです

やまとなでし子 (コラムニスト)

大和撫子とは対極にいるアラサーJK(女子会社員)。バチェラーを始めとした恋愛リアリティ番組、ドラマ、合コン、婚活、過去出会った世にも不思議な男性たちや日常についての備忘録をTwitterとブログで綴っている。インスタでは綺麗めファッションコーデを日々更新。

Twitter:@yamatonadeshi5
Instagram:yamatonadeshi5
ブログ:男性見聞録

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