お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

【第5回】SHIROの“中の人”おすすめコスメ

#コスメ“中の人”に聞きました

吉川夏澄

コスメを買う時、口コミなども気にするけれど、ブランドの“中の人”の情報って知りたくないですか? 最新情報や隠れた名品、中の人だからこそ知っている使い方……などなど、ブランドの中の人だからこそ知っているおすすめアイテム・情報を教えてもらう企画です。今回のブランドはSHIRO。

若月さんの“推し”3アイテム

──若月さんの「密かな推しアイテム」はありますか?

何回もリピート買いをして自分がリアルに使っているアイテムをお持ちしました!

三つあるのですが、まず一つ目は、「ビネガーバスエッセンス」です。

──お酢のお風呂と聞くと香りがきついイメージがありますが……。

「ビネガーバスエッセンス」の香りは3種類ありまして、全12種類あるパフュームコレクションの中から人気の「SPICE OF LIFE」、「INTRODUCTION」、「FREESIA MIST」を展開しています。

製品の香りを直接試してみると、お酢の香りが強くて、最初はどうなるのかなと思ったのですが、お湯に溶け込んだ瞬間に酸っぱさは消えてなくなり、パフュームの香りが浴室に広がって癒しの空間になるんです!

実際に「ビネガーバスエッセンス」を使うと、お風呂上がり後の温かさが長続きするような気がします。瞬間的にあたたまって汗が出てくる感覚のバスソルトと比べて、バスエッセンスは寝るまで温かさが残っているような違いがあり、冬は特に大活躍しています。

──香りも良くて温かさも持続するなんて……想像しただけでも幸せな気分です。

そう! 幸せなんです(笑)。お風呂から上がって脱衣所に行くと、自分から香りがするので自分がディフューザーになったような感覚になるんですよね。

──二つ目のアイテムも教えてください。

二つ目は「タマヌクレンジングバーム」。入社してすぐに気になって購入して、それからずっと愛用し続けています。

バームって最初手に取った時にけっこう硬いテクスチャーのイメージがありませんか? でも、このバームはスキンケアクリームみたいになめらかで、顔にのせるとメイクを落としながら栄養成分を与えている感じが伝わってくるんです。

ゴワついていた部分がフワッと蘇ってきて、一旦お水をつけて乳化させると、よりクリームを塗りこんでいるような感覚になるんですよね。

タマヌは沖縄で防風林や街路樹の木の実で、元々は住人の方が踏んで転んだりしてしまうことから問題視されていたんですよ。でも、調べてみると保水能力に優れていて、日光から身を守るためにUV効果があるなど、意外にもスーパー植物だったんです。

製品をつくるために、タマヌの実をシルバー人材センターのみなさんが拾ってくださり、地域雇用を創出しています。そういったところまで考えて、ものづくりをしているのがSHIROらしさのひとつかなって思っています。

──“メイクを落とす”と考えると面倒に思ってしまういますが、栄養を与えるとなると積極的にやりたくなりますね。

この感覚が病みつきになって……。しかもダブル洗顔が不要なんですよ。もう良いこと尽くしのアイテムなのでこれはずっと愛用しています。

──今すぐ使いたいです! 最後のアイテムも伺えますか?

─最後が「酒かすシリーズ」のBB美容液です。一色しか展開していないのですが、異なる肌の色でもちゃんと馴染む不思議なBBです。

SHIROのメイクアップアイテムは、隠すのではなく、自分の素肌や個性を活かすことを目指して作られています。コックリとしたテクスチャーで、もっちりと仕上がり、肌を美しく補正してくれます。

──すごくきれいに肌に馴染みますね!

そうなんですよ。ツヤを作りながら元の肌をきれいに見せてくれるというのが魅力的で。朝、手に取ってさっと塗れば簡単にツヤのある肌が仕上がります。

BB美容液という名前の通りケアをしながら肌補正もかなうので、スキンケア感覚で取り入れられるメイクアップアイテムです。日止め止め効果もSPF40・PA++ある優秀アイテムなので、私はもう4〜5本リピートしています。

意外な使い方があるコスメも……

──SHIROのアイテムの中で、意外な使い方があるものはありますか?

まずは「ハーバルマスクスプレー」。コロナ禍にマクスの消毒のために発売されたノンアルコールの除菌アイテムです。

殺菌効果のあるミネラルイオン水をベースに、ユーカリやグレープフルーツの精油を配合しているので、靴の消臭や食卓の拭き掃除でアルコール代わりに使用できます。食品添加物としても使用できる成分でつくられているので、安心して除菌ケアができます。

持ち運びのマスクスプレーとしてはもちろん、ドアノブやキッチン、食器など、家の中で気になる箇所の拭き掃除もできる“なんでもスプレー”として家の中でよく触れるところや香るとテンションが上がるところにも使用しています。

──マスクスプレーの意外な活用方法ですね! 二つ目のアイテムも教えてください。

二つ目はチューブに入った「シアバタークリーム」です。これは未精製のシアバターをクリームにしたものです。

唇や髪の毛先に使用したり、スキンケアで油分が足りないときに美容液に混ぜてオリジナルの美容液をつくることもできます。

──マルチクリームですね。

その通りです。「シアバタークリーム」は無駄なものをそぎ落とした処方で、自然の油分のため温度によって硬くなることがあります。それを手で温めるとスルスルと溶けていって、そこにも愛を覚えますね(笑)。

髪がパサついてきた時につけると、すぐにしっとりと収まってくれるので、持ち歩いて気になる時に抑えています。

──その後、手を洗わなくても良さそうですよね。

そうなんですよ! 余ったクリームは手とか乾燥するところに伸ばしたりしています。
リップクリームとしてのご使用もおすすめです。

シアバターのみをチューブ型で製品化しているところは少なく、この量が手に入るのはなかなか珍しいと思います。香料も入っていない天然の香りなので、性別問わず使っていただきやすい保湿アイテムです。

──万能なので家用と持ち歩き用が欲しくなりました! 三つ目は何でしょう?

最後に紹介するのが、パフュームラインのディフューザー用の大きなグラスベースです。

今までルームフレグランスはディフューザーの容器もスティックもワンパッケージで販売していたので、他の香りに変更したい時にグラスベースの再利用ができなかったんですよ。

その度にゴミを生んでしまうのは嫌だよね……とずっと考えていた結果、リキッドとスティックのセットとグラスベースは別売りで販売し、水で洗ってくり返し使い続けられるデザインにしました。

フレグランスの5種の香りも昨年の9月にリニューアルしたのですが、同じ考え方です。

──おしゃれなビジュアルなのに洗いやすそうな形をしてますね。

パフュームのグラスベースは、2層構造になっていて、ブランドとしては内側にリキッドを入れていただくことを推奨しています。内側に入れると、グラス自体が耐熱の素材を使っているので、室温の変化に左右されずにフレッシュな香りをより長く楽しめるのです。

ディフューザーとして使わない期間もインテリアとして使っていただけるような提案をしていて、例えばフラワーベースや球根を入れるバルブベースとか、お酒がお好きな方はワインクーラーとしてなど、いろんな使い方ができるのです。

──こんなにもマルチに使えるアイテムがあっただなんて、知って得するものばかりでした! ご紹介いただきありがとうございます!

自然が生み出したパワーを感じる名品ぞろいのSHIRO

「SHIRO」と言えば、「サボン」や「ホワイトリリー」といった香りのアイテムや、ベストセラーの「酒かすシリーズ」をふと思い浮かべますが、意外にも知られていないバスケアやスキンケアなど、幅広いアイテムを紹介していただきました。

自然素材を使ったコスメティックブランドとは知っていたものの、こんなにも私たちに寄り添ってくれていることを、五感で教えてくれるブランドであることを改めて知れる機会となりました。

また、2022年4月から箱なしのパッケージレス製品を店頭とオンラインサイトで販売しています。そのタイミングで価格を3%値引きしたそうです。SHIROはエシカルな考えでものづくりをしていることを知っていましたが、紙の使用量を削減し、森林資源を守り環境負荷低減に積極的に取り組んでいることも聞くことができました。

自然のありがたみを感じることができるSHIROのアイテム。皆さんもぜひ、おすすめのコスメに触れてみてくださいね。

今回のアイテム

サボン オードパルファン 4,180円
ホワイトリリー オードパルファン 4,180円
酒かす米ぬか化粧水 4,070円
酒かす米ぬか美容液 6,270円
酒かす米ぬかオイルインセラム 8,030円
シアバター&ラワンぶきモイストリッチクリーム 7,469円
アールグレイ ヘアオイル 3,201円
シアハイライターカラー 2B04 ローズウッド 4,481円
ヒノキ バスソルト 4,840円
SPICE OF LIFE ビネガーバスエッセンス 8,800円
タマヌクレンジングバーム 7,150円
酒かすBB美容液 4,268円
ハーバルマスクスプレー 2,200円
シアバタークリーム 1,920円
パフュームディフューザー グラスベース 11,000円

※「パフュームディフューザー グラスベース」以外はすべて箱無しの価格です。

(取材・文・撮影:吉川夏澄、編集:錦織絵梨奈/マイナビウーマン編集部)

※この記事は2023年03月22日に公開されたものです

吉川夏澄

アパレル、スポーツジムのインストラクターをなどを経験し、現在はOLライターとしても活動中。ファッションをはじめ、コスメ、スキューバダイビング、美食、辛いもの……など幅広い興味を記事として投稿中。

instagram : kassunne67

この著者の記事一覧 

SHARE