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これがリアル。仕事やキャリアの「相談」を約7割が「職場の人に相談出来ない」と回答

#おしごとニュース

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GOAL-Bはこのほど、インターネット調査「仕事やキャリアの相談に関する実態調査」を実施しました。

67%が職場で気軽に相談できる人がいない、男性は10ポイント増

職場で仕事やキャリアの事を気軽に相談出来ない人が7割

20代から40代の男女600人(年代・世代に均等割)の会社員に対して、「職場で仕事やキャリアの悩みを気軽に相談できる人は居ますか?」と質問したところ、「いいえ、いません」と回答した人が67%(401人)、「はい、います」が33%(199人)という結果となりました。

男性は、女性に比べて職場で仕事やキャリアの話がしづらい?

職場で仕事やキャリアの相談。女性は、男性に比べて10ポイント以上の差が

男性と女性との比較で見ると、男性(N=300)の場合は、「いいえ、いません」と回答した人が72%(215人)、「はい、います」が28%(85人)で、女性(N=300)の場合は、「いいえ、いません」が62%(186人)、「はい、います」が38%(114人)という結果となりました。

約7割の会社員が「職場で仕事やキャリアの事を相談できる相手がいない」と回答しており、特に男性は女性に比べて10ポイント多く、大きな開きがあることがわかりました。

職場で相談出来ない理由は「上司に相談しにくい」46%、6割が男性

5割近くが上司に仕事やキャリアの相談が出来ないと回答

「いいえ、いません」と回答した男女401人に対し、「気軽に相談出来ない理由は何か?」と質問したところ、理由1位が「上司に相談しにくい環境」で46%(184人)、2位が「同僚に相談しにくい環境」35%(141人)、3位が「連絡が取りにくい」25%(99人)という結果となりました。

この傾向は男性、女性とも同じであり、理由1位、2位はいずれも「コミュニケーション」を理由とした回答で、気軽に相談出来ない職場の雰囲気や組織の環境作りが影響しているように思われます。

理由3位の「連絡が取りにくい」に関しては、テレワークによる働き方の変化が影響しているのではと予想されます。

男女比で見ると、男性の方が上司に相談しにくい

また「上司に相談しにくい」と回答した184人の男女比を見ると、男性が60%(110人)、女性が40%(74人)と男性の方が多く、男性は将来に対して、気軽に相談できる環境が少ないのではと危惧されます。

「職場での相談のしにくさ」は、年齢を重ねることに顕著に

年齢が上がれば上がるほど、上司にキャリア相談はしにくくなる

「職場で仕事やキャリアの悩みを気軽に相談できる人はいますか?」という質問に対して「いいえ、いません」と回答した男女401人を世代別でみてみると、20代で31%(125人)、30代で34%(137人)、40代で35%(139人)と、少しずつではあるものの年齢を重ねることに顕著に。30代を過ぎてからは、相談のしにくさは安定傾向にあるように思われます。

「年齢的に管理職に就いたり、家庭を持つなどの家庭環境の変化も理由として挙げられます。お金をもらうために、仕事は我慢するものだと考えている人も多いかもしれません。しかし、これからの日本には、もっと自由に、活発に仕事やキャリア、将来に関して相談ができる職場作りが必要なのではと感じています」(同社キャリアコーチング事業責任者・島田隆則さん)。

最初に相談したい人1位は「友人」24%、上司や同僚は4%

仕事やキャリアの相談1位は友達、上司や同僚はわずか4%に留まる

続けて「仕事やキャリアについて、最初に相談したい人は誰ですか?」(N=600)と質問したところ、1位が「友人」で24%(143人)。続いて2位が「相談したくない」で22%(134人)、3位が「家族」で21%(128人)という結果となりました。

「本音」で話ができるのは、やはり身近な存在が上位を占め、上司や同僚は4%(いずれも21人)と非常に低く、会社、組織内で「本音」で会話できる環境が希薄であることがうかがえます。

15%がキャリアコーチングに興味があると回答

15%がキャリアコーチングに興味があると回答

同社は、仕事の相談、キャリアの相談を受け付け、個人としっかり向き合い、個人が持つ能力ややりたいことを明確にすることで、現在の職場でのキャリアアップにつなげたり、転職を支援するサービス「キャリスピ」を提供。若い世代を中心に利用者が急増し、1月現在で開始から9ヶ月で600人が利用しています。

アンケートの最後に「今、仕事やキャリア相談が気軽にできる『キャリアコーチング』が話題です。機会があれば受けてみたいと思いますか?」(N=600)と質問したところ、「はい、思います」と回答した人が15%(90人)、「いいえ、思いません」が44%(267人)、「どちらでもない」が41%(243人)という結果となりました。

「利用者の6割がZ世代で、9割が男性です。アンケートの結果にもあった通り、年齢を重ねることに職場では相談しにくい環境がある。今後は、30代、40代の働き世代の利用も増えていくのでは」と島田さんはコメントしています。

調査概要

「仕事やキャリアの相談に関する実態調査」
調査対象:一都三県に在住で、会社勤めを条件とした20代から40代の男女600人(既婚・未婚含む)
調査期間:2023年1月24日
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査機関:クロスマーケティング社が運営するQIQUMOを利用

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※この記事は2023年02月15日に公開されたものです

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