後背位（バック）とは？　体位を分かりやすいイラストで解説！

更新: 2023.06.05

後背位（バック）とは、セックスにおける体位の1つ。では、具体的にどのような体位なのでしょうか？　恋愛コラムニストの関由佳さんに、やり方やコツをイラストつきで解説してもらいます。

セックスの体位には、たくさんの種類があります。「体の位置が変わるだけ」と思いきや、体位が違うだけで、感じ方や気分も大きく変化するもの。今回は、後背位について解説します。

後背位（バック）とはどんな体位？

「後背位」とは、いわゆる「バック」のこと。男性が女性の後ろから挿入する体位です。

犬や猫、馬など、多くの動物が後背位で交尾をします。この理由には諸説ありますが、敵に襲われるリスクが伴うからでしょう。何かあった時にすぐ逃げ出せるよう、通常の姿勢のまま交尾をするのだと考えられます。

同じ理由で、大昔の人間のセックスも後背位がスタンダードだったのかも……？

バックでプレイしていると、なんとなく野性的な気持ちになりませんか？　もしかすると、動物としての本能を刺激されるからかもしれませんね。

どんな時におすすめ？
本能のまま乱れたい時

難易度
★★☆☆☆

では実際に後背位の方法を確認してみましょう。ポイントは、体勢のバリエーションを楽しむことです。

後背位の手順は以下の通りです。

まず、女性が四つん這いになります。男性は女性の後ろで膝立ちになり、脚の間に入って挿入します。または、女性が脚を閉じ、それを男性がまたぐ形でもOKです。

膣が肛門から離れている女性は角度的に挿入しにくいことがあるようなので、うまく入らない時は、腰を少し上へ向けて挿入位置を調整してみましょう。

挿入できたら、腰を動かしてピストンを始めます。女性は、慣れるまで男性のタイミングに合わせて体を前後に動かしてみましょう。

動き方が分からない時は、男性に動きを止めてもらい、前後に動いて感覚をつかんでみてください。男性が女性の腰に手を添えながら、動きをアシストしてあげても良いでしょう。

女性は慣れてきたら腰を上下左右に動かして、感触の違いを楽しんでみて。

膣内で男性器の当たる場所が微妙に変わるので、自分が知らない感じる場所を見つけられるかもしれません。

後背位は男性優位の体位ではありますが、女性も上半身の体勢を少し変えるだけで、いろいろな挿入感のバリエーションを楽しめます。

例を挙げると、肘や腕で体を支えて四つん這い、上半身を完全に倒してお尻だけ上げる、男性に腕を持ってもらい上半身を起こす（ロールスロイス）など、大まかに3パターンの角度が可能。

上半身の角度が変われば腰の角度も変わるため、挿入感が大きく変わる上に、見た目の印象やコミュニケーションの取り方も幅が広がります。

例えば、前に鏡がある時は、上半身を起こしてバックをするとエロティックな雰囲気がアップ。四つん這いやうつ伏せの体勢になると、男性が覆いかぶさり背中や耳などにキスしやすくなります。

また、バックはお互いの表情が見えないので、こうして体勢を変え2人の視覚的・感覚的刺激が強くなるよう工夫すると、より盛り上がるでしょう。

▶次のページでは、後背位のバリエーションを紹介します。