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【難読】なにこれ?「慈姑」の正しい読み方

ななしまもえ(芸術系ライター)

本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?

社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。

今回考えるのは「慈姑」の読み方です。

全然読み方が想像できない! と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。

「慈姑」の読み方は?

「慈」は慈愛、慈悲と読むので、“じ”という読み方は知っている人もいるでしょう。「姑」は、“しゅうとめ”という読み方が一般的だと思います。

しかし、二つを合わせて“じしゅうとめ”と読むのは、いくらなんでも違和感しかないですよね。

気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“くわい”と読みます。

「慈姑」の意味と使い方

『デジタル大辞泉』によれば、「慈姑」の意味は以下のように解説されています。

くわい〔くわゐ〕【慈=姑】

1 オモダカ科の多年草。泥中に茎の基部から四方に地中枝を出し、その先に、球形で先にくちばし状の芽をもつ淡藍色の塊茎を生じる。葉は大きく、矢じり形。秋、白い花を輪生する。塊茎は食用。中国の原産で、水田に栽培される。《季 春》

2 クログワイの古名。

縁起がいい食べ物とされていて、おせち料理で使われることの多い「慈姑」です。読み方が難しいですが、“くわい”と読むんですね。

読めない漢字はきっとまだまだたくさん

あなたは「慈姑」を正しく読むことはできましたか?

きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。「慈姑」は、上に向かってぐんぐんと芽が伸びる姿が出世や向上などを連想させることから、縁起が良い食べ物とされていて、「出世祈願」の願いを込めておせち料理に使われるそうです。

年末年始を除いては、スーパーなどでも目にする機会は少ない野菜ですが、見つけた際はぜひ漢字も思い出してみてくださいね。

(ななしまもえ)

※この記事は2023年01月04日に公開されたものです

ななしまもえ(芸術系ライター)

漢字の形の美しさに惚れ込む元ダンサー。漢字はダンスで表現できると信じている。サッカー好きで一時はレッズの追っかけをした経験もあり。おっとりしているが、サッカーの話になると早口で熱くなる。3代続く正真正銘の湘南ガール。

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