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【第8話】胸キュンが止まらないキスシーン

#私たち結婚しました4考察

ミクニシオリ

恋愛ライターのミクニシオリさんが、ABEMAで毎週金曜23時から放送中の結婚モキュメンタリー番組『私たち結婚しました 4』を毎週考察するコラムです。俳優の久保田悠来×モデル・俳優・アナウンサーの貴島明日香ペアと、俳優の瀬戸利樹×モデル・俳優の紺野彩夏ペアの2組の夫婦が期間限定の結婚生活を送る本番組。果たしてどのような結婚生活になるのか……!?

(C)AbemaTV, Inc.

第8話はわた婚4史上、最も視聴者を沸かせる回となった。大人の色気漂うゆうあす夫婦と、憧れのキラキラ感をまとうとしあや夫婦。別々のやり方で夫婦としての距離を縮めてきた2組の夫婦が、それぞれの夫婦の形を見つけようとしている。

な んといっても今回の見どころは、一気にやってきた2組のキスシーン。クリスマス直前で胸キュンの止まらない第8話、まだ見ていない人は絶対見たほうがいい。もう見た人は、もう一度キュンなシーンカットとともに、あのときめきを思い出して。

瀬戸利樹の「背伸びしすぎず」をアシストし続けた紺野彩夏、二人の胸キュンキス

今回のとしあや夫婦の新婚旅行には、二人の現在の関係の総評ともいえる、絶妙な距離感がにじみ出ていた。

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序盤、数話前から悩んでいた「自分がリードできていない部分」をがんばって乗り越えるという意気込みを見せていた瀬戸くん。今まではなかなか一歩踏み出せなかったことも多いかもしれない瀬戸くんだけど、今回は違った。旅行中瀬戸くんががんばったことも相まって、どちらかというと二人の関係そのものが変わってきたように見えた。

金沢で新婚旅行中の瀬戸くんは「自分からいかなきゃ!」と気負い過ぎているようには見えなかった。その理由の一つに、彩夏ちゃん自身の気持ちの変化があったのではないかと思う。旅行中の彩夏ちゃんは「かにだあ! うわ〜! すっご〜!」と、旅行中の女子の反応として百点満点だった。でも、序盤で際立っていたあざとかわいさ以上に、心から場を楽しむ無邪気なトーンに変わっているように見えた

相手に愛や恋としての魅力を感じるほど、自分らしさを見せるのは怖くなる。中盤まで、瀬戸くんは彩夏ちゃんを「女性」としてかなり意識していたように感じていた。でも彩夏ちゃんの素っぽさがどんどん見えてきて、瀬戸くんもそのことに安心感を覚えるようになってきたのではないかと思う。

たとえば、序盤から炸裂していた「利樹ギャグ」だけど、第5話のスポーツデートのあたりから、彩夏ちゃんの反応が変わってきた。今回のハイライトだった、瀬戸くんの「緑豊かなお茶ギャグ」(笑)。スタジオMCから苦笑いが漏れる場面もあったけど、彩夏ちゃんは大ウケしていた。

独特過ぎる利樹ギャグに、彩夏ちゃんも出会った当初は少し戸惑うような反応をしていたけれど、今はいい意味で瀬戸くんの天然な部分も受け入れているのだと思う。

スタジオMCも、視聴者である我々も、ちょっと抜けたところのある瀬戸くんのことがどんどん好きになってきている気がする。これまで、こんなにみんなから応援される夫がいただろうか。その親近感こそ、瀬戸くんならではの魅力だと思う。

それに、普段ツッコミどころがあるからこそ、頑張ってくれた時により良いギャップを感じる。普段かけないメガネでのドライブシーン、画面の前でキュンとしちゃった人も多いはず。

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瀬戸くんの今までの話しぶりから、運転ができるイメージってあまり無かったけど……だからこそ、スマートに運転できる姿はかなりかっこよかった! 最近は「車? いらんやろ」派の男子も増えてる気がするけど、やっぱり運転は絶対できた方がいい。その方がモテる。

ホテルに着いてからの流れも最高だった。勝負デート前の男性諸君にはガチで参考にしてほしい。カニでギャグを挟んで場を和ませながらの、ケーキとイヤリングのサプライズ、最高だった。男子たち〜! これが女性を喜ばせるサプライズのやり方だよ〜!

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ホテルで一緒に寝る前のラブミッションは、EASYカードに「ハグでおやすみ」、HARDカードに「今の気持ちが一番伝わる方法でおやすみ」。

自分からHARDを選択して、見つめ合いながら日頃の感謝を彩夏ちゃんに伝えた瀬戸くん。おでこキスの時よりも全然落ち着いていたのは、きっと2人が気持ちを確かめあえていたから。60秒間のかなり長い見つめ合いの後、初めての唇へのキス。キュンが止まらなすぎた。

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その後、彩夏ちゃんの方からおかわりキスがあったのも、二人らしくてすごく良かった。ボディタッチもスキンシップも、男の人ばかりががんばる必要があるわけじゃない。等身大でフラットな関係の二人らしさが見えた、最高のキスシーンに涙が出てきた。

丁寧なコミュニケーションで理解し合った、ゆうあす夫婦らしいキス

ゆうあす夫婦の新婚旅行にも、これまで二人が丁寧にやってきた「言葉のコミュニケーション」の大切さがにじみ出ていた。

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高級旅館でゆっくり過ごす、大人の新婚旅行。旅先で観光を楽しむと、旅館で過ごす時間ってけっこう短くなる。あえて旅館でだけゆっくり過ごすことで、普段できないコミュニケーションが生まれることもあるのだ。

久保田さんの入浴シーンは眼福だったけど、混浴匂わせには完全に釣られた人も多そう(笑)。でも、それだけでは終わらせないのが、ゆうあす夫婦。伊東の夕景を見下ろしながらのバックハグ、女性の憧れが詰まっていた。

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二人で乾杯しておいしいごはんを楽しんで、非日常なシチュエーションで普段以上に男女の関係を楽しむ。大人の旅行デートって、これでいいんだと思う。

贅沢な時間の使い方の中で、普段以上に踏み込んだ話も出てきた。仕事の話だったり、お互いの性格の話だったり……予定を詰めないからこそ、日常では話しきれない大切な会話ができる

ちょっと真面目な話も「うんうん、分かるよ」と聞ける感じ、お互いへの理解度が深いゆうあす夫婦ならではだ。二人が普段から、思いやりの目線を持って、そして相手をよく見て接している証拠。二人にはやっぱり丁寧なコミュニケーションが一番合っているように見えた。

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そんな二人の関係だからこそ、明日香ちゃんからぽろりと出てきた本音。久保田さんの「楽しいことだけじゃなく、つらいことも分かち合いたい」という一言もすごく良かった。分かっていても言われるとすごく嬉しいし、涙を流してしまった明日香ちゃんの気持ちもすごく分かる。

「ちゃんとしてそうというイメージを持たれるけど、本当は不器用で」。心を許した人にしか言えないことだと思う。明日香ちゃんの涙は嫌な涙じゃなかったはずだし、涙を見せられる相手ってそんなにいない。だからこそとっても重要だ。

社会人だったり、お母さんだったり、大人はみんな何かしらの責任を背負ってがんばっている。だからこそ好きな人の前でくらい、弱い自分でいたいという気持ち、すごく分かる。

久保田さんも「抱えているものを見せてくれて、嬉しかった」と言っていた。弱みを見せるのって怖いけど、本当にすてきな夫婦関係の中では、自分にだけ見せてくれる弱みも、特別感になる。久保田さんの持つ、身体も心も預けられそうなおおらかなオーラと、そこに甘えられる、明日香ちゃんの素直でかわいらしい部分。

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最後はそんな二人がフィットした、最高のキスシーンだった。即興の子守唄はギャグっぽく、そんなところも久保田さんらしくて。優しく鼻にキスした後の、明日香ちゃんの「口でいいじゃん」という言葉にも、二人の間にある信頼を感じた。男らしい久保田さんの腕と胸に抱かれる明日香ちゃんの、安心感と恥ずかしさが半々な表情が、目に焼きついて離れなかった。

二人が歩み寄り支え合う、夫婦という関係の尊さ

2組の夫婦の集大成とも言える初めてのキスシーン。MC陣もコメントにしていたけど、妻たちも「私もキスしたいよ」というアクションをしていたのにも、今らしい恋愛観を感じた。

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令和を生きる夫婦は、世の中というサバイバルを一緒に戦い抜くために、常に支え合っていかねばならない。適材適所や向き不向きはあっても「夫だからがんばる」「妻だから一歩下がる」のではなく、お互いがアクションし合って信頼を得たり、つらい時に励ましたりできた方がきっといい

距離の縮め方は違ったけれど、別々のやり方で絆を作ってきたゆうあす・としあや夫婦。夫婦という関係の意味や大切さを思い出させてくれる、すてきな回となった。何回見てもキュンとするキスシーンで心の温度を上げて、私たちもそれぞれの冬を楽しもう。

第8話はこちらから

私たち結婚しました 4 第8話
https://abema.tv/video/episode/90-1741_s1_p8

第9話は12月30日(金)23時から「ABEMA」にて放送。
https://abema.tv/channels/abema-special/slots/97zd7jJviPGgo1

瀬戸×紺野夫婦Instagram:https://www.instagram.com/toshi.aya_watakon/
久保田×貴島夫婦Instagram:https://www.instagram.com/yuu.asu_watakon/
『私たち結婚しました 4』公式Twitterアカウント:https://twitter.com/watakon_staff

(ミクニシオリ)

※この記事は2022年12月27日に公開されたものです

ミクニシオリ

1992年生まれ。2017年にライター・編集として独立。芸能人やインフルエンサー、起業家など、主に女性に対するインタビューを多数執筆。恋バナと恋愛考察も得意ジャンル。ハッピーとラッキーがみんなに届きますように。

Twitter:https://twitter.com/oohrin

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