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【File30】アナウンサーと二足の草鞋でも元気に働く複業OLの場合

#私たちのしごとバッグ

ミクニシオリ

いつも輝くあの人は、仕事でどんなバッグを使っているんだろう? バッグとその中身は、仕事への姿勢や価値観を映す鏡。企業で働くマイナビウーマン世代の女性をインタビューし、彼女たちの仕事バッグをのぞく連載です。

取材・文:ミクニシオリ
撮影:三浦晃一
編集:錦織絵梨奈/マイナビウーマン編集部

人生を強く生きることができるのは、自信を持って選択できる人。

株式会社PR TIMESで広報として働く今井友理恵さんは、会社員の傍ら、フリーアナウンサーとしても活動している、バイタリティーに溢れる女性だ。

彼女のしごとバッグを覗いてみると、忙しい毎日を支える知恵と、元気な自分を支えるためのグッズがたくさん。

彼女が選んだすてきな仕事グッズのお話を聞いているうちに、ポジティブでヘルシーに見える彼女の「毎日笑顔でいるためのマインドセット」も教えてもらった。

今井 友理恵さん
岩手県盛岡市出身。慶応義塾大学卒業後、石川テレビ放送株式会社へ入社。アナウンサーとして平日朝の情報番組を中心に、報道、バラエティ、スポーツ、音楽と幅広く担当しながらディレクターも兼務。2021年より株式会社PR TIMESに入社し、広報担当として自社発表の企画・運営やメディアリレーションズを担う傍ら、フリーアナウンサーとしてメディア出演やイベント司会などを行っている。

今井さんのおしごとバッグはCHARLES & KEITHのもの。黒いバッグは重厚感があるけれど、縦型だとスマートさがあって、平日コーデをほど良くフォーマルに引き立ててくれる。

「PR TIMESでのお仕事は、PR TIMESを利用してくださっているたくさんの企業様の、新しい情報を摂取することができるすてきなお仕事なんです。

CHARLES & KEITHもクライアント様のひとつで、プレスリリースに書いてあったサステナブルな取り組みに共感して。お値段はお手頃なのに高級感のあるデザインのバッグがたくさんあるんですよ! 横型のバッグは満員電車で人にぶつかってしまうのが悩みで……縦型だとそれが無いので、通勤が楽になりました」

●バッグの中身

1 エジプトで購入したポーチ
2 ロンドンで購入したペンケース
3 手帳
4 私用iPhone11
5 名刺
6 ボッテガ・ヴェネタの名刺入れ
7 ポール・スミスのメイクポーチ
8 フェイラーのハンカチ
9 YAMAHAのイヤホン
10 社用iPhoneSE
11 バーバリーの財布
12 歯磨きセット
13 充電器
14 お弁当セット(ロフトオリジナル弁当箱、ハワイで購入したミニバッグ)
15 ミスタードーナツのエコバッグ

企業のプレスリリースを扱うPR TIMESには、毎日さまざまな企業の新情報が入ってくる。プレスリリースを日々欠かさずチェックする中で、自身も商品やブランドの魅力を感じる機会も多いのだとか。

このお弁当箱もプレスリリースから見つけたものなんです。プレスリリースには企業様の取り組みや商品の制作過程など、モノやサービスが世に出ていくまでの想いも掲載されているので、共感して購入することも多々あります。

お弁当箱を買ったのは、東京のオフィス街の物価の高さに驚いたのも理由のひとつ。食費は自炊で浮かせて節約しながら、なるべく体験にお金をかけたいと思って。土日に作り置きする習慣もお弁当箱のおかげでつきましたし、不摂生も解消できて一石二鳥です」

身の回りの人の影響で、「モノ消費<コト消費」な暮らしに憧れるようになったという今井さん。転職で引っ越す時に無駄なものは断捨離して、旅行やアクティビティなど、体験の量や質にお金をかけはじめるように。そうすることで一つひとつの体験が経験になり、自身の引き出しも増えたのだそう。

旅行が好きな今井さんのバッグの中には、旅先で手に入れた思い出のアイテムたちもたくさん。普段は慎重にお買い物したい派の今井さんでも、旅先でのお買い物は「運命の出会い」ということで一目ぼれ購入することもあるそう。

「右のポーチは、先週まで行っていたエジプトでお土産として購入しました。左のペンケースも、社会人二年目の時の旅行先で買ったものです。

PR TIMESでのお仕事では、自社から発表するプレスリリースを執筆・校正することもありますし、アナウンサーとしての活動でも台本を読む時に蛍光ペンなどを使うので、ペンケースは必須アイテム。手帳も使っているので、色とりどりに持ち歩いています。旅先での衝動買いも使い道があるものを選ぶと、無駄じゃないと思えます」

持ち物は自分が気に入ったものを、というのが今井さんのポリシー。でも意外ともらいものも多く、その時そのときのストーリーを大切にして、縁のある商品を大事に使っているのだそう。ポーチの中を覗いてみると、彼女が他人や持ち物との繋がりを大切にしていることが伝わる。

「広報でも、アナウンサーでも、長距離移動や出張の機会があるので荷物は多め。でも、こうやって並べると系統が定まっていないなという感じもしますね(笑)。

充電器は、石川テレビで局アナをしていた頃にいただいたもの。私が好きな新幹線・はやぶさのデザインで、通電するとぱっと光るのがかわいいんです。メイクポーチは、化粧直し用のアイテムやピンを入れています。メイクに関しては私よりも詳しい人が周りに多いので、リップは友人やメイクさんが似合うと思う、とプレゼントしてくれたものばかり。誰かが選んでくれたものにも想いがあるので、そういったものは大切に使うようにしています

ピンは、近頃巷でも再熱ブームが来ている『コジコジ』のもの。作業中もたまに使って、見た目の可愛さに癒やされているのだそう。よく見ると歯ブラシも今井さんが大ファンというアーティスト『Perfume』のグッズで、要所に自分の好きを詰め込んでいるのもすてき。

今井さんは普段から数種類の名刺を持ち歩いているということで、名刺入れはマチが広め。アナウンサーとしての名刺や、会社で始まった新サービスの名刺などが4種類も出てきた。

『MARPH』は弊社がこの夏にローンチした、アート特化型のPRプラットフォーム。『食べ物語』は1年前の立ち上げから携わっている、飲食店の情報発信を応援するプロジェクトです。お酒を飲んだり飲食店を回ったりするのが好きなので、行った先で置いてもらうためにも名刺を持ち歩いています。また、アナウンサー用の名刺も常に入れていますね。ちなみに名刺入れは金沢を離れる時にお世話になったご夫婦からいただいたものです」

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