菊一文字（きくいちもんじ）とは？　イラストで体位を解説【四十八手】

更新: 2023.01.13

菊一文字（きくいちもんじ）とは、セックスにおける四十八手の1つ。具体的にはどのような体位なのでしょうか？　恋愛コラムニストの関由佳さんに、やり方やコツをイラストつきで解説してもらいます。

いつもお決まりの体位ばかりしていると、なんだかマンネリを感じてしまうこともありますよね。

そんな時、参考にしたいのが四十八手。今回は、菊一文字（きくいちもんじ）という体位を紹介します。

菊一文字（きくいちもんじ）とは？

「菊一文字」とは、女性が脚を開き、そこへ寝そべった男性が性器を挿入する体位のこと。見た目は騎乗位のようですが、実は側位に分類されます。

女性にはなかなかの柔軟性が求められるものの、脚さえ開ければ難易度はそこまで高くありません。

深い挿入と激しいピストン、さらに男性からの愛撫も期待できるので、体勢を維持する努力以上に強い快感が得られるはず。

また、男性も深い挿入感、そして結合部がよく見えることによる視覚的刺激を堪能できます。

ちなみに、ここでいう「菊」とは花ではなく肛門、つまりお尻の穴を指す隠語です。単に「菊」だけでなく、「菊門」と呼ばれることも。

菊が表す肛門でのセックスに使われる体位として「菊一文字」があり、これと同じ体勢を取る膣へ挿入するセックスもそのまま「菊一文字」というネーミングになったと考えられています。

どんな時におすすめ？
女性が男性からたくさん攻めてもらいたい時

難易度
★★★☆☆

それではさっそく、菊一文字のやり方を解説します。ポイントは、男性の積極的な愛撫です。

菊一文字の手順は以下の通りです。

まずは女性が腰を下ろし、脚を思いきり開きます。

できれば真一文字に近い角度で開くのがベストですが、難しければもう少し脚を閉じたり膝を立てるように曲げたりしてもOKです。

男性は、開いた女性の脚とほぼ平行になるような角度で横たわり、挿入します。

この時、すっかり仰向けになるよりも、少し女性側を向いた方が挿入もピストンもしやすいでしょう。

女性は後ろに手をついても寝そべるような体勢を取っても大丈夫。できるだけ楽な姿勢を保ってくださいね。

女性は脚を大きく開いていて動きづらいので、男性主導でピストンします。男性は、相手に打ちつけるイメージで腰を前後へ動かしましょう。

この時、女性の脚を抱えて引き寄せるようにすると2人の密着度が高まるので、より深く挿入しやすくなります。

プレイ中、男性は横になっているだけなので両手が使い放題です。

この状況を生かし、ぜひ女性のバストや陰核などを同時に刺激する「複数攻め」を積極的に取り入れてみてください。

特に手が届きやすく、女性に感じてもらえる可能性が高いのは陰核でしょう。ここを指で愛撫しながらピストンすれば、外と中の両方から刺激を与えられます。

このような男性の積極的な愛撫が、女性の興奮を高めるコツ。複数箇所をたくさん攻めれば、女性は一気に押し寄せる快楽を堪能できるはず。

その姿を見れば男性の興奮も高まり、結果として2人ともかなり満足度の高いセックスを楽しめると考えられます。

女性は「もっと彼に攻めてもらいたい！」と思ったら、刺激してもらいたい場所へ男性の手を誘導し、愛撫してもらうと良いでしょう。

▶次のページでは、菊一文字の注意点を解説します。