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会話のない職場がつまらない! 話せない雰囲気をつくる原因と改善策

#お仕事ハック

ぱぴこ

仕事で大成功を成し遂げたいとか、そんな大それた野望はないけど、なんとなくうまくやりたい。いつもの働き方を小さくアップデートする「お仕事ハック」を紹介します。

今回のお仕事ハックは「業務中に全く会話がなくつまらない」とのお悩みについて、ライターのぱぴこさんがアドバイス。

業務中に全く会話がなくつまらない

今年私が異動してきた部署は、業務中に全く会話をしないところでした。ただ黙々と作業をする日々ですごくつまらない……。前に所属していた部署が、業務のことを相談したり雑談をしたりしながら仕事をしていたところだったというのもあり、そのギャップに苦しんでいます。私は今の部署に向いていないのでしょうか。(30代/事務職)

あ~部署の雰囲気~~~って感じですね。同じ会社の中でも部署によってワイガヤゆるめか、黙々作業系かは上長の意識や、いる人のキャラクターによってだいぶ違います。正直、どうこうできるものでもなさそうですが、原因を改めて考えてみましょう。

職場で会話や雑談がない3つの理由

会話がまったくない職場はなぜ生まれるのでしょうか? 主な原因は3つあげられます。

1.会社や上司の方針

最も影響力が高く、発生しやすい理由です。会社では例えば創業者や社長などの影響力がある人物が社全体の方針で「私語禁止」としている場合などが想像しやすいのではないでしょうか。

社という単位でなくとも、部署・チームを統括する管理者が「仕事中の私語は悪」という考えを持っている場合は、会話がしにくい状況が生まれてしまいます。

2.社員の性格や文化

チームの雰囲気というのも、「話しやすさ」「会話の頻度」に大きく影響します。チーム全体が科目で静かな人たちで「会話に重きを置いていない」場合は、多数派による文化が醸成されます。誰も発言しない、それで特に困りもしないと、「話さないのが当たり前」という文化ができてしまうため、雑談しながら進めるチームにならなくなります。

3.仕事の種類や質

集計業務や設計業務など「間違えたらおしまい」といった業務では集中力を要するため「話しながら仕事をするとミスをする」などの理由からおのずと雑談が発生しないという場合もあります。

また、仕事が忙しすぎると「雑談」「会話」の余裕がないために、全員が黙々と仕事をする……という状況が生まれやすいでしょう。

このように、一口に「会話がない」といってもパターンが考えられます。

改善の余地があるのか、ないのか

原因が1の場合はなかなか難しいでしょうが、2や3の場合は努力や働きかけで改善する可能性があります。例えば、毎日挨拶をする、何か声をかける、おやつを持って行って雑談タイムを作る……など「自分から積極的に関わること」で改善される可能性はあります。

また、上司や先輩、話しやすい人を巻き込んで、会話をすることで生まれる親近感や連帯感が業務にもプラスである、ということを訴えたり、チームの雰囲気を改善するという名目でカジュアルにコミュニケーションを取ったりすることを推奨するような方向性を作ることなども改善活動として有効です。

あまりにも改善が難しい、会社や上司方針で雑談が禁止されており、それがストレスになるのであれば、プライべートと職場を完全に分ける形で割り切るか、職場異動や転職といった解決策を講じるしかありません。しかし、まずは自分からチームの雰囲気をよくするような行動を取ってみることがよいでしょう。

Point.

・会話がない理由を分析してみて、解決できるものか、できないものかを判断する
・自分から声をかけるなど、チームビルドを目的に働きかけてみる
・解決が難しい場合は職場を変えることを視野に入れてみる

(文:ぱぴこ、イラスト:黒猫まな子)

※この記事は2022年08月23日に公開されたものです

ぱぴこ (外資系ときどき激務OLコラムニスト)

外資系ときどき激務OLコラムニスト。オシャレとズボラの狭間に生息し、ストレスを課金で潰すことに余念がない。趣味はNetflix、お酒、豚を塩漬けにすること。目標はゆとりのある生活(物理)。
Twitter:@inucococo

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