【難読】“そうさつ”じゃない!? 「相殺」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「相殺」の読み方です。
“そうさつ”でしょ? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「相殺」の読み方は?
「相」は、相手、相談と読むので“あい”、“そう”という読み方は知っていますよね。「殺」はは、“さつ”という読み方は馴染みがあると思います。
では、二つを合わせてなんと読むのが正しいのでしょうか。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“そうさい”と読みます。
「相殺」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「相殺」の意味は以下のように解説されています。
そう‐さい〔サウ‐〕【相殺】
[名](スル)
1 差し引いて、互いに損得がないようにすること。帳消しにすること。また、長所・利点などが差し引かれてなくなること。「貸し借りを―する」「それまでの実績が一度の失敗で―される」「それぞれの魅力を―し合う」
2 二人が互いに相手方に対して同種の債権を有する場合、双方の債権を対当額だけ差し引いて消滅させること。
差し引きをゼロにすること、帳消しにすることという意味合いで使われる言葉です。
聞いたことがある人もいたのではないでしょうか。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「相殺」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。実は「相殺」の正しい読み方は“そうさい”ですが、あまりにも“そうさつ”と間違って読まれるので、その読み方も正しいということになったんだそうです。
誤った読み方の人が増え、それが広く定着した読み方を慣用読みというのですが、せっかくなら本来の正しい読み方で使いたいですね。
(ななしまもえ)
※この記事は2022年08月13日に公開されたものです