「従順」の意味とは? 使い方や対義語、英語表現も解説
従順な人の特徴5つ
最後に、従順な人の特徴を紹介します。
(1)自分の意見を言わない
従順な人は、他の人の意見や考えに従う傾向があります。
会議などでは最初から「上司の意向に従おう」などと考えている場合があり、自分の意見を言わないことも少なくないようです。
相手から意見を求められた時は、「私も同じ考えです」という返答をしがちな人もいるでしょう。
(2)自分とは異なる意見も受け入れられる
従順な人は素直な傾向があり、自分とは異なる意見でも受け入れる器があるといえます。
自分の考えに固執しにくいので、対立する意見であっても「確かにこういう考え方もあるな」というように、良い部分を見つけられるのでしょう。
こうしてさまざまな意見を取り入れることができるので、周囲からは「柔軟性がある」と思われているかもしれません。
(3)周りの雰囲気に合わせる
従順な人は、自分の意思と関係なく、周囲に合わせて行動することがあります。
例えば、「飲み会の後はすぐ帰りたいけど、周りがみんな二次会に行こうとしているので自分も行く」など、周りの雰囲気に合わせて意に反する行動をしてしまう場合も。
「和を乱したくないし、周りの意向に従っておいた方が良いかな……」という気持ちがあるのでしょう。
(4)人当たりが良い
従順な人は、他の人の意見を尊重して相手を立てることがよくあるようです。また、素直でおとなしい傾向があり、人と衝突することはあまりないでしょう。
そのため、周囲からは「人当たりが良い」と思われている場合も。
周りに対していつも穏やかな印象を与えるので、困った時に助けを求められることもあるかもしれません。
(5)本当の気持ちが分かりづらい
従順な人は他の人の意見を優先し、自分の意見や考えをあまり表に出さないことも多いようです。
そのため、周りの人から「本心が見えない」と思われる可能性があります。あるいは、「無理して合わせてくれているのではないか」と心配されることも。
もしかしたら、従順な人に対して「本音で話してほしい」「もっと自分の気持ちを伝えてほしい」と思っている人もいるかもしれません。
「従順」の意味を理解して使いこなそう
「従順」には、「素直でおとなしく、逆らわない」という意味があります。
「素直」という意味が含まれるのでポジティブなイメージもありますが、場合によっては「自分の考えを持っていない」というネガティブなニュアンスで伝わることも。
そのため、意味を理解するのはもちろん、場面や文脈によっては「従順」ではなく「素直」「穏やか」と言い換えるなど、使い方を工夫しましょう。
(kirara)
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※この記事は2022年03月18日に公開されたものです