「従順」の意味とは? 使い方や対義語、英語表現も解説
「従順」と「柔順」の違い
「従順」と同じ読み方をする「柔順」という言葉があります。
「柔順」を辞書で調べると、辞書によって紹介されている意味が若干異なります。
じゅう‐じゅん【柔順】
[名・形動]性質・態度などがすなおでおとなしいこと。また、そのさま。温順。(『デジタル大辞泉』小学館)
じゅう‐じゅん ジウ‥【柔順】
〘名〙 (形動) 性格、態度がおとなしくてすなおなこと。ものやわらかで逆らわないこと。また、そのさま。従順。(『精選版 日本国語大辞典』小学館)
「素直でおとなしい」という意味は、上記2つの辞書で共通して紹介されています。一方、「逆らわない」という意味は、片方の辞書でしか紹介されていません。
つまり「柔順」とは、主に「素直でおだやか」という意味合いが強い言葉だと考えられます。「従順」より「従う」というニュアンスが弱いといえるでしょう。