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「したたかさ(強かさ)」の意味は? 類語や例文を紹介

前田めぐる(ライティングコーチ・文章術講師)

「したたか(強か)」を使う上での注意点

前段で述べたように、「したたか」という言葉は、「強く、容易には屈しない」という意味で、本来褒め言葉として使います。

しかし、冒頭に書いたように、現代ではネガティブなニュアンスも含むことがあります。

例えば、『明鏡国語辞典 第3版』(大修館書店)では、「したたか」の意味は次のように掲載されています。

したたか【強か】
強くて、容易には屈しないさま。また、世なれていて、手ごわいさま。
『明鏡国語辞典 第3版』(大修館書店)

2つめの「世なれていて、手ごわい」は他者から見た表現であり、良いとも悪いとも感じられる微妙なニュアンスを含んでいます。

「したたかさ」が、周囲の人にとって利益となれば褒め言葉となるでしょうし、疎ましいと思われれば否定的な言葉になってしまうでしょう

例を挙げてもう少し詳しく説明します。

A.彼はしたたかだ。

B.彼はしたたかで、リーダーシップがあり、周囲に勇気を与える人だ。

「したたか」という言葉は、Aのように単独で使うと誤解を招くことが多いです。

Bは、「したたか」だけでなく、良い意味を持つ他の言葉も添えています。文意が補強され、ポジティブな印象を与えるのが分かります。

これらのことを踏まえて、次の段では「したたか」という言葉が使える場面を考えます。

次ページ:「したたか(強か)」はどんな時に使える?(例文付き)

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