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「朧月」とはどんな月? 意味や季語としての使われ方を解説

「朧月」「朧」がつく言葉

ぼんやりとした月を表す「朧月」。この様子になぞらえた「朧月」「朧」がつく言葉や意味をまとめて解説していきます。

朧月夜(おぼろづきよ、おぼろづくよ)

朧月が出ている夜のこと。春の夜に浮かぶぼんやりとした月の情景が浮かんできます。

ちなみに、『源氏物語』には「朧月夜(おぼろづくよ)」という人物が登場します。右大臣の六女で高貴な身分をもつ女性です。源氏物語の「花宴」に登場し、自由奔放な魅力で光源氏を魅了しました。

朧雲(おぼろぐも)

高層雲の一種で、ベールのように空にかかった雲のことです。

このような雲は、雨の前兆ともいわれています。

朧染め(おぼろぞめ)

染めものの名前の1つです。着物の裾を薄く、上にいくほど濃くぼかしていく染め方です。

江戸時代の前期、朧月の美しさをヒントに京都で作られたのが始まりです。

今でも訪問着や振袖に使われています。

朧豆腐(おぼろどうふ)

豆腐を完全に固まる前に取り出したものがおぼろ豆腐です。

固りかけの状態で汁に浮かんでいる様子が朧月のように見えることからこの名前がつきました。

朧饅頭(おぼろまんじゅう)

おぼろまんじゅうは、蒸した後すぐに外側の薄皮をむいたまんじゅうのことです。

昔のお茶会は、夜にろうそくをともして行われるのがメジャーでした。ろうそくの明かりに照らされてぼんやりと見えるおまんじゅうの様子から、この名前が付いたと考えられています。

「朧月」は春の夜のかすんだ月のこと

何となく使っていた「朧月」という言葉。春の季語だと知らなかった人も多いのではないでしょうか。

朧月の夜は、今回紹介した俳句や短歌を思い浮かべながら空を見上げてみてください。先人たちが朧月にどんな思いを寄せていたのか、自分なりに解釈をまとめてみるのも楽しいかもしれませんね。

(律)

※画像はイメージです

※この記事は2021年08月27日に公開されたものです

猫とリラックマと読書が好きなフリーランスライター。1日1冊とまではいかないが、3日に1冊ペースで本を読む読書好き。
好きな小説家の影響を受けて、仕事の合間に小説を書くようになる。過去に応募した小説コンテストでは受賞歴もアリ。
20代の頃は恋愛をこじらせたことも多々あったが、現在は結婚してだいぶ落ち着き、湖の近くの家で静かに夫婦暮らしを満喫している。

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