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美容院代をできるだけ節約するには?

#令和のマネーハック

前田美保

今回のお悩み「美容院代を節約するには?」

年間で考えると結構かかる美容院代。ヘアスタイルにそこまでこだわりがあるわけではありませんが、気を使っているようには見せたいので美容院に行かないわけにもいかず……。できるだけ美容院代を安く抑える方法を教えてください!

美容院へ行く頻度はヘアスタイルによって大きく異なる!

ご質問ありがとうございます。コロナ禍で美容院に定期的に通う頻度も変わっているようです。まずはビューティーの観点から、「髪型をキープするために美容院へ行くといい頻度」を髪型別に見てみましょう。

髪の毛は1カ月に約1cm伸びます。自分にベストなシルエットで切ってもらったはずなのに、「何となくイメージが変わってきちゃった……」というのは1カ月くらいで感じるはず。この“1cmで感じる違和感”とどう付き合っていくかというのも、美容院へ行く頻度を考えるきっかけになると思います。

美容院へ行く頻度は、ご自身の髪型のレングス(長さ)によって変わります。ショートやボブは1 cm伸びることでかなりシルエットが変わってしまうので、1~1.5カ月に1回は行かないとスタイルキープが難しいはず。

ミディアムやセミロングなら2~3カ月でスタイルが崩れ始めます。ロングだと3~4カ月くらいは大丈夫ですが、いずれの髪型も毛先のダメージが顕著になってくるタイミングです。

ご質問を寄せてくださった方は「ヘアスタイルにこだわりはないけれど」とおっしゃっていますが、もしショートヘアならスタイルの崩れを回避するために、ミディアムやセミロングならスタイルの崩れとともに毛先のダメージを調整するため、ロングだとしても同じく毛先ダメージを整えるためには、プロ=美容室の力を借りることは必要かもしれません。

カットやカラーの金額は『自由診療』のようなもの。自分で金額の基準をもとう

ヘアカットにかかる全国の平均価格を見てみると、約3,600円前後です。カラーリングの価格は髪の毛の長さによって5,000円~8,000円と開きがあります。しかも、これらはあくまで平均値。都道府県によって違いは大きく、ちなみにカットで一番高いのは新潟県新潟市で約4,600円、一番安いのは沖縄県那覇市で約2,100円です(※)。

ヘアカットやヘアカラーは医療に例えると、美容医療など同じ“自由診療”のようなもの。どこに行っても同じ値段で受けられる“保険診療”ではなく、店舗が値段を自由に付けることが可能です。

しかも、“技術が高いから値段が高い”というわけでもないのがクセモノ。お店のオーナーがテレビなどに出演する有名人だったり、著名人が多く通うサロンだったり……そういった理由で価格が付けられている可能性は否定できません。

もちろん経験が豊富、何かしらの賞を受賞しているというバックグラウンドはあるかもしれませんが、技術と値段が見合うかどうか、というのは疑問が残るところでもあります。

あとは土地代。地の利がいい、便利な場所は土地の価格も高いはず。そこにお店を構えているとしたら家賃も高いでしょうし、家賃が高ければそれが技術料に反映されている確率はグッと上がるでしょう。

こだわりが少ないのであれば、徹底して“安いサロン”を訪ね歩くのも一つの方法

「美容院代を節約するには?」という最初の質問に戻りましょう。これにはいくつかの方法が考えられます。

まずは徹底して「安いサロンを訪れる」こと。一見、「安いのはどうなの?」と思うかもしれませんが、前述したとおり、安い=技術に問題がある、というわけではありません。技術に差がないのであればわざわざ土地代の高いエリアにあるサロンに通う必要はないので、自宅周辺で色々と探してみるというのもひとつの方法です。

しかも、“初回は値引きアリ”というサロンも少なくないので、かなり金額が抑えられるのではないかと思います。

ただし、これは質問者の方がおっしゃっていた「ヘアスタイルにそこまでこだわりがない」という事情が大前提としてあります。

安いサロンは技術に問題があるというわけではないですが、必ずしも“流行りのテクニック”が再現できるとは限りません。具体的に「こんなパーマをかけたい」「インナーカラーを上手に入れたい」といったこだわりがある場合は難しいかもしれないということも理解しておいてください。

セルフケアのアイテムを揃えて、“自分でできること”を増やしてみる

次に考えられるのは「自宅でのケアに注力する」ことです。

コロナ禍のタイミングで外出の機会が減ったため、美容院へ行く回数が例年よりも減ったという話をよく耳にします。実際に対面で髪を見られることが少なくなったので、多少パーマが取れかかっていたとしても、ヘアカラーが褪せていたとしても「すぐに何とかしないと!」と思う気持ちが減っているのだと思います。

しかしその分、リモートでのやり取りが増えている人は多いはず。リモートの画面は小さいですが、バストアップくらいしか映らないこともあり、実は顔そのものよりもヘアに目線が行くことが多々あります。画面越しでもヘアの状態というのは意外と目に付くもの。ただ、「美容院へ行くほどではないけど」という思いの方は多いらしく、自宅ケアのニーズが高まっているようです。

今はシャンプー、コンディショナー、ヘアマスクやヘアパックなど、ツヤやボリューム、乾燥ケアなどに特化した良質なアイテムが実に多く発売されています。さらに最近はメーカーからも「前髪や毛先は自分でカットしよう!」という提案がされていて、セルフカット用のハサミやクシが多く発売されています。

専用アイテムを揃える、というハードルはありますが、初心者でも扱いやすい仕様になっているので「使えないかも」という心配も不要。「セルフでやる」という繋がりで考えると、セルフカラーリングのアイテムもかなり進化しているのでトライしたことのない人は、ぜひ。泡タイプなどを選べば失敗も少ないと思います。

サロンの仕上がりを少しでも長くキープできるように工夫をする!

そこまでは出来ない……という方には「サロンでやってもらった仕上がりをできるだけキープすること」をおすすめします。

例えば、カラーリングを行ったあと24時間は洗髪を避けたほうが髪へのカラー定着が良くなります。そのあとはできるならカラーリング専用のシャンコンを使いましょう。退色のスピードが遅くなるので、長い間カラーが楽しめます。

さらに“色をオンする”タイプのシャンプーなどもあるので、退色が気になりだしたら、好きなカラーになれるシャンプーやトリートメントを使って色を楽しむのもいいと思います。「専用アイテムを揃えるのはお金がかかる」と思うかもしれませんが、サロンに行ってカラーリングをするよりは断然安上がりなので、ぜひ試してみてください。

ちなみにパーマを持たせるのも同様に24時間は洗髪を避けるのがベター。髪の毛を洗って乾かさないままに寝てしまうのも、カラーが流出したり、パーマが取れやすくなったりするので避けたほうが無難です。

コロナ禍が続いているせいで、巣ごもり美容を行う人はどんどん増えています。ヘアサロンやエステサロンに使える予算は減ってしまったけれど、その分、自分の力でどうにかしたい、という思いを叶えてくれるアイテムもバンバン発売されています。

プロの手を借りつつ、自分でできることは自分で行う――。美容院代を抑えるだけでなく、これが今の“美しさをつくる方法”の主流になりつつあるのではないでしょうか。

令和のマネーハック27

美容院代は医療費でいえば自由診療のようなもの。こだわりがない人は安いサロンを徹底して探すのも一つの手! 自宅でのケアも行い、サロンの仕上がりを長持ちさせよう。

(※)小売物価統計調査年報 2020年
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200571&tstat=000000680001&cycle=7&year=20200&month=0

(文・前田美保、イラスト・itabamoe)

※この記事は2021年07月19日に公開されたものです

前田美保

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