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「優越感」とは? 意味や浸る人の心理・抑える方法を解説

笹氣健治(心理カウンセラー)

優越感に浸っている他人との関わり方

ここまで、自分の優越感との向き合い方を解説してきましたが、中には「優越感に浸りたがる人に悩まされている」という場合もあるのではないでしょうか?

最後に、優越感に浸りたがる人が身近にいる時はどのように対応すれば良いか、簡単に触れておきたいと思います。

重要なのは、優越感に浸りたがるかどうかは、あくまでも本人の問題だということです。

一時的に優越感を得られても、時間が経てば薄らいでいきます。そこでまた新たな優越感を求めても、同じことの繰り返しで、心の底から満たされることは決してありません。

逆に、そんな態度を周りから嫌がられてしまい、どんどん孤立していきます。

優越感を求め続けることの問題に気づき、自ら進んでその克服に取り組まない限り、周りにはどうすることもできません。

ですから、優越感に浸りたがる人には、近づきすぎないように適度な距離感で、自己アピールや自慢話に対しては適当に話を合わせながら受け流すのがベストな対応だと言えます。

でも、「自慢話ばかり聞かされてうんざりする、我慢できない」といった時は、次のように考えてみると良いでしょう。

この人は、自分で自分の価値を感じられないことで苦しみながら生きているのかもしれない。

この人は、精神的な未熟さを抱えながら、自分の心の弱さを必死にカバーしながら生きているのかもしれない。

これは、その人を見下すということではなく、その人の気持ちを理解しよう、ということです。

この人はこの人なりに一生懸命生きていると気づくことができれば、それほど不快感を味わうことなく、安定した心を維持しながら接することができると思います。

優越感は心の弱さを浮き彫りにするメッセージ

優越感は多かれ少なかれ誰にでも生じる感覚なので、それほど問題視する必要はありません。

問題なのは、優越感に浸りたがることです。その時は、自分の内的な課題に向き合って、うまく解消するように取り組みましょう。

優越感は自分の心の弱い部分を浮き彫りにしてくれる重要なメッセージです。心を成長させるチャンスとして生かしたいものです。

(笹氣健治)

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※画像はイメージです

※この記事は2021年06月22日に公開されたものです

笹氣健治(心理カウンセラー)

メンタルトレーナー・心理カウンセラー
1967年生まれ。国際基督教大学を卒業後、NTT(東京支社)に入社。その後、地元の仙台に戻り、スポーツクラブ「グラン・スポール」の経営に携わる。企業を経営する上で人間心理を理解する必要性を痛感して心理カウンセリングを学び、現在は、ストレスやコミュニケーション問題の解消をテーマにした講演やカウンセリング、目標達成のためのメンタルトレーニングを行っている。『「やる気」のある自分に出会える本』(スリーエーネットワーク)、『仕事の悩みを引きずらない技術』(PHP研究所)など、著書19冊。

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