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先輩社員の「お仕事成功術」を聞いてみた!

マイナビウーマン編集部

新入社員が抱えがちな仕事の悩みは、先輩社員もきっと経験し、乗り越えてきたことでもあるはず。そこで今回は、社会人3年目から7年目の先輩社員3名に、そのお悩みをぶつけ、対処法を教えてもらいました。社会人生活を生き抜くコツを見つけましょう。

新入社員の皆さん、入社から1カ月程度経ちましたが、社会人生活いかがお過ごしでしょうか? まだ研修を受けている人もいれば、既に実務に移っている人もいるかもしれませんね。

そして、そろそろ仕事に関するお悩みを抱え始めている頃かもしれません。

「全然仕事が覚えられない……」「先輩とどう距離を縮めればいいの……?」。

さまざまなお悩みがあると思いますが、今回は新入社員が抱えがちなお悩み4つに対して、先輩社員に対処法を聞いてみました!

明日からの仕事を少しスムーズに、そして前向きに取り組めるよう、チェックしておきましょう!

(左から)Iさん:社会人7年目/編集職、Hさん:社会人3年目/営業職、Sさん:社会人6年目/制作職

お悩み1:仕事が覚えられない

――今回は、新入社員が抱えがちなお悩みについて、先輩社員としての意見や、対処法を教えてください! まずは、「仕事が覚えられない」というお悩みですが、皆さんも悩んだ経験がありますか?

Hさん:もちろんあります。

一同:(頷く)。

Iさん:私の場合は、月1回発生する作業が覚えられず、半年間毎回先輩に「これってどうやるんでしたっけ?」と聞き続けたことがある(笑)。

Sさん:6回も(笑)。結構悩んだんじゃ……?

Iさん:いや、問題なのは「悩まなかったこと」なんだよね。先輩に毎回聞くことが悪いことだと思っていなかった。すると、優しい先輩だったんだけど、半年経ったタイミングで「メモ取ろうよ」って言われて。

――そこで、いけないことをしていたって気づいたんですね。

Iさん:そう。怒られたことによって、恐怖心が芽生えたんだよね(笑)。すると覚えられるようになった。多分これって、社会人として気持ちが独り立ちしてなかったから発生したことだと思うんだよね。

Sさん:私の場合は、やれば覚えるからメモを取らなくてもいいって言われて、結局自分が困った経験があります。

――そんな指導をする方もいるんですね。

Sさん:「繰り返しやれば覚える」という考えだったんでしょうね。でも、例えば1から7まで作業がある中で、なぜか3の作業をすっかり忘れてしまうとかってあるんじゃないですか。そんなまさかなことがあるから、メモは自分のために取らないといけないと思います。

あと、作業で何かミスをしたなら、ミスをした理由を振り返るのも大切。次回作業する時は、そのミスを念頭に置いて作業することで、再発はきっと防げるはず。

――今のお話を聞いていると、誰しも一度は失敗してしまうことがあるようですね。先輩の立場から見て、後輩の一度目の失敗は仕方ないと思えるものですか?

Iさん:入社当初はまだ仕事の概要自体も分かっていないことが多いと思うから、2回確認するのはOKかな。

あとは間違え方にもよるかも。メモを取っていても間違えたり、「確かにそこ間違えやすいよね」みたいなところのミスだったりしたら仕方ない。でも、そうじゃないなら「怠惰やん!」って思ってしまう(笑)。

Hさん:分かります(笑)。

Sさん:手を抜いてもいいのは、手の抜きどころが分かっていて、全力を尽くすべきところが見極められてからかもしれませんね。一通り仕事ができるようになるまでは、とにかく一つ一つの作業に真摯に向き合ってほしいです。

仕事を早く覚えるためのポイント

・自分のためにメモを取る
・ミスをした理由を振り返る

お悩み2:先輩や上司との適切なコミュニケーションの取り方が分からない

――先輩や上司とのコミュニケーションの取り方についても、難しいと感じることがありますよね。

Hさん:正直、先輩に話し掛けることすら怖かったです。仕事中は皆作業に集中しているじゃないですか。だから、どのタイミングで誰に話し掛けるべきなのか、ずっと正解が分かりませんでした。

Sさん:タイミング難しいですよね。

Hさん:だから、結局今も適切なタイミングは見極められていません(笑)。でも、「今いいですか?」と一声添えることは徹底しました。そうすると、相手はタイミングが悪ければ「ちょっと待って」と言ってくれるので。

Sさん:私は、今の会社に転職してきたのが既に新型コロナウイルス感染症が蔓延していた時だったので、在宅勤務中の文面ばかりのコミュニケーションに苦戦しました。

転職したてで頼れる人は上司しかいないけど、上司はもちろん他の業務もあるから、私の対応にばかり時間を割けない。チャットで質問をしても、返答が来るのに時間が掛かることももちろんある。すると、指示待ちの状態が続き、タスクはそんなにないはずなのに残業が増えて……。

――このお悩みは今の新入社員も抱えがちかもしれませんね。その状況から、どう脱しましたか?

Sさん:私は積極的に口頭で話すタイミングを持つようにしましたね。今悩んでいることを伝えるにしても、口頭で伝えることで温度感がよく伝わるんです。

あとは、「共有すること」を頻繁に行いました。「返答はいりませんが、一応共有させてください」って感じで。共有を受けることって先輩や上司にとってそんなに負担になりませんし、結果的にミスを早い段階で見つけることができて損がないんです。

――反対に、後輩のコミュニケーションを見ていて、学ぶことはありますか?

Iさん:1つ年次が下の後輩が、プライベートで私に対してむちゃくちゃタメ口を使ってくるんですけど、それが嫌じゃなくて「かわいいな」と思っていることに気づいた時があって。

なぜそう思うのか考えると、仕事の時はすごく先輩を立てて敬意を持って接してくれていたんですよね。その塩梅がとっても上手だなと。

Sさん:上手! それでいうと、プライベートな時間は萎縮しすぎないっていうのも、必要なのかもしれませんね。

あと、1年目って私は「ハイパー無敵モード」だと思っていて(笑)。失敗とかいろいろ、「1年目だから仕方ない」で済まされることが多い。だから、加減を知らないのはよくないけど、思い切って懐に飛び込んでいくといいと思います。

先輩や上司とコミュニケーションを取る時のポイント

・声を掛ける時は、「今いいですか?」の一言を添える
・仕事とプライベートでメリハリをつけてコミュニケーションを取る

お悩み3:効率よく仕事がこなせない

――次に、効率よく仕事をこなす方法についてお伺いしたいのですが。

Iさん:私、新卒の時に友達と20時からご飯に行く約束をしていたのに行けなかった経験があって、それが自分的にすごく嫌だったんだよね。その時から、早く仕事をこなすことを意識するようになった。

Hさん:残業している人がいると、帰りにくいとかなかったですか?

Iさん:それって「生きるために働いてる」のに、「働くために生きてる」みたいで嫌なんだよね。「友達との約束に行けないなんて変だ」ってその時思った。周りがどうとか関係なく、私は意地でも帰る(笑)。

あと、残業が評価されるのは、新卒の頃のまやかしだからね。本当に大切なのは、費用対効果よく仕事をすること。

――効率よく仕事をこなすには、具体的にどんなことをしていました?

Iさん:一つ一つの作業に掛ける時間をちゃんと決めてるかな。例えば、3分くらいでできる作業に3分以上絶対掛けないように、東京事変の『能動的3分間』を聴きながら作業したり。極端だけど「3分を超えると死ぬ」みたいなことを考えてる(笑)。

Hさん:そんなことしてたんですね(笑)。私はタスク管理のツールを使ってますね。仕事を始める前に、今日すべきタスクを全部書き出す。そして、それを一つずつこなしてく感じです。

あとは、時間が掛かっている作業があれば、先輩がその作業をどうこなしているのかを聞いてみます。

例えば、私は営業職なのでクライアントに提出する資料を作ることが多いんですけど、それにかなり時間を掛けていたんですよね。で、それを先輩に相談したら、「既存の資料があるから、使い回せるところは使い回してるよ」って言われて。

Sさん:あるあるだね(笑)。

Hさん:先輩たちも同じような経験があるだろうから、聞いてみるのはありだと思いましたね。

――Sさんは、どうですか?

Sさん:私も、タスクを書き出すことと、時間配分を決めることは必ずしています。あと、経験したことがある人も多いと思うけど、予定外のタスクがふってくることもよくありますよね。だから、スケジュールに“余白”を作るようにしています。

20分とかそれくらいで構わないので、余白を作ることで、突然の依頼にも対応することができます。

あ、それと仕事をする時としない時のメリハリも大事。

一同:大事〜。

Sさん:ですよね。だから、休憩をしっかり取りますね。喫煙者なので、たばこを吸ってリフレッシュする時間も仕事の中に組み込んでいます。

私は「プルーム・テック・プラス・ウィズ」っていう加熱式たばこを使ってるんですけど、1本吸いきらず途中でやめることもできるから便利で。やっぱり長時間たばこ休憩に行くと「あれ、あいつまだ?」みたいになることもあるから(笑)。

Hさん:長時間休憩に行くのはやっぱり気を使いますよね。短い時間で済まそうとするの、よく分かります。

Iさん:私は、会社の周りを一周散歩してる。ちょうど10分くらいで席に戻って来られるんだよね。だから、集中できない時には無理に仕事を続けようとせず、気分を変えるようにするかな。

――そんな方法もあるんですね! Hさんはいかがでしょうか?

Hさん:私は時間を決めてInstagramとかTwitterとかSNSを見て、完全プライベートな時間を作っちゃいます! あとは、プロントのサブスク(定額でドリンクが飲めるサービス)を始めたので、コーヒーブレイクも積極的に取っていますね。

Iさん:私もプロントのサブスクしてる!

Hさん:結構してる人多いですよね。やっぱ、何時間も仕事に打ち込むことって難しいですし、「疲れたな」と思ったタイミングで休憩を取って、そこからの仕事により打ち込めるようにすることも大事ですね。

効率よく仕事をこなすためのポイント

・タスクを洗い出し、それぞれに掛ける時間を設定してから作業する
・積極的に休憩を取る

お悩み4:仕事が全然楽しくない

――そもそも、先輩社員は仕事を楽しいと思っているのか……。

Iさん:仕事は基本的に楽しくないものだよね(笑)。

Hさん:ほんとそれです(笑)。

Sさん:私は、一貫して楽しいと思ってますよ(笑)。

一同:え〜!

Sさん:「誰かに何かを伝えることができる仕事がしたい」とずっと思っていて、今それができているので楽しいですよ。

でも、人間関係とか仕事内容以外のことで、仕事がつらいと感じることももちろんあります。だから、自分なりのゴールを定めておくことが必要かな。今最大限ここで吸収できることは何かって考えて、それを吸収できたらその環境から抜け出せばいいですし。どんな環境も踏み台にしていけばいいんです。

Iさん:あと、慣れも大事だと思う。私、1年目の時本当に仕事が楽しくなくて、仕事相手の方にそれを相談したことがあって。その時に、「続けたらなんとかなりますよ。続けることで見えてくることがあるので、続けてみてください」って言われて。

続けてきて今社会人7年目になるけど、楽しいかは正直分からないけど「帰りたい」と思わなくなったんだよね。

――「帰りたいと思わない」というのは大きな変化ですね。

Iさん:そうなんだよね。前は、芸能人の取材とかキラキラした仕事が楽しいと思い込んでいたんだけど、今は実績が残ると楽しいとか、記事がより多くの人に読まれることが楽しいとか、想像していなかった“楽しい”が見えてきた。

だから、案外続けてみるとそんな“楽しい”が見えてくることもあるよね。

Hさん:私はまだその過程の中にいます(笑)。だから、まだまだ慣れないからこそ楽しくないと感じることもたくさんあります。

でも、たまに「Hさんの働きが良かった」とクライアントや先輩から褒められることがあって。その時、「あ、これがやりがいとか達成感なんだ」としみじみ感じましたし、うれしかったです。

だから、見切りをつけるのは、そこまでやり切ってからにしてほしいですね。もったいないから。

――うーん。でも皆さんのような境地に達するのって、結構時間が掛かりそうですね。今すぐ楽しくなるコツとかってないですか?

Hさん:仕事を楽しくしようとするのは難しいと思います。だから、プライベートをいかに楽しく過ごすかが重要じゃないですか?

Iさん:仕事で負の気持ちを解消しようとするのは難しいよね。

Sさん:私もそう思います。どうしても仕事が生活の中で大きなウェイトを占めるので、そこのウェイトをこれ以上増やす必要はないはず。

だったら、自分が大切だと思うことに時間を費やしたいですよね。仕事は仕事として割り切る! そして、大切だと思うことにお金を使うために働く! “楽しい”にはたどり着かなくても、働く意味を見出すことは案外簡単ですよ。

仕事を楽しむためのポイント

・ゴールを決めて、そこまで続けてみる
・プライベートを充実させる

社会人人生を生かすも殺すもあなた次第

先輩社員も、新入社員の時には同じような悩みを抱え、模索を繰り返しながら今に至ることが分かりましたね。少し勇気づけられたのではないでしょうか?

人生100年時代。その中で、約40年は社会人生活が続きます。その約40年をどのような時間にするかは、あなた次第です。

今回の先輩社員たちの教えを参考に、つらいだけの社会人生活ではなく、実りのある充実した社会人生活を過ごしてくださいね。

(取材・文:鈴木美耶/マイナビウーマン編集部、撮影:大嶋千尋)

※この記事は2021年05月12日に公開されたものです

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