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聞き上手とは? 聞き上手になる方法をプロが解説

櫻井弘

人の話を聞く上での注意点

聞き上手になるためのコツを知る前に、まずは人の話を聞く上でのNGポイントを押さえておきましょう。

(1)思い込みや決めつけで聞かないこと

人の話を聞く時に、思い込みや決めつけのような「先入観」を持つのはNGです。

できるだけニュートラルな状態で話を聞くように心掛けましょう。

「できるだけ」と表現したのは、それだけ実行するのが難しいということです。

しかし、だからこそ「先入観を持たずに!」と心掛けて聞くことで、相手から学び、それが新しい発見へとつながり、自分の可能性を広げてくれるのです。

(2)自分に都合良く聞かないこと

人間は元々、自己中心的な存在です。

コミュニケーションにおいては、「話の効果(目的の達成度合い)は、聞き手が決定する」という考え方があります。

つまり、話し手の話の内容の解釈は、聞き手が行うのです。この時、話し手の意図と全く違って伝わることがあります。

その原因の1つが聞き方で、「自分に都合良く解釈してしまうから」なのです。

それはまるで、子どものお使いのごほうびのようなもので、「○○ちゃん、にんじんと玉ねぎとじゃがいも買ってきてくれる? そしたらごほうびにアイスも買ってきて良いからね!」と言われた場合、頼まれた野菜は忘れてしまうかもしれませんが、ごほうびのアイスは忘れません。

大人だったら、「アイスを買ってきていい」と自分に都合良く聞くことは避けて、全体を客観的かつ正確に聞きたいものです。

(3)批判的に聞かないこと

もしあなたが誰かに何かを説明した後で、そのことについて同じ人から何度も質問された場合、どのように感じるでしょうか? そして、どのようにその相手に伝えるでしょうか?

例えばAさんは、相手の話を聞いた上で、「私の説明の仕方が分かりにくかったと思います。ご質問の点は〜ということでよろしいですか?」と、自分の「説明不足」と捉えます。

しかしBさんは、心の中で「この人はさっきから同じことばかり聞いて、何を考えているのだろう? 何度同じことを言わせれば気が済むんだ!」と、相手の理解度や行為を「批判的」に捉えながら聞いています。

Bさんのような話の聞き方をする人の1つの特徴として挙げられるのが、「ですから先ほども申し上げましたように……」と、「相手が悪い」という一方的な態度で、全く相手の気持ちや言動に耳を傾けていないことです。

もし同じことを何度も質問された場合は、批判的に聞かず、「なぜ同じことを聞くのか? その背景や原因、気持ちは何だろうか?」と、さまざまな視点から問題意識を持って聞くようにしましょう。

次ページ:聞き上手になる基本的なコツ

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