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解約返戻金は、保険を解約したら必ずもらえるの?

生命保険文化センターでは、生命保険に関するさまざまな調査をしています。2019年度「生活保障に関する調査」では、全国の約4000人を対象に行われました。その結果によれば、回答者の約8割が生命保険に加入しているとのことです。
生命保険には、解約するとお金が戻ってくる種類の保険があります。ただ解約のタイミングを間違えると、損してしまうこともあります。
解約返戻金(かいやくへんれいきん)で損しないために気を付けることをお伝えします。

解約返戻金は必ず貰えるわけではない

解約返戻金とは、将来の保険金の支払いのために契約者から支払われた保険料の一部を積み立てているもので、保険契約を解約したときなどには契約者に払い戻されるお金のことを言います。
しかし、解約返戻金は全ての保険にあるわけではなく、特定の保険に限られます。

また、一般的に解約返戻金の金額は、保険料の払込期間に比例し、長ければ長いほど多くなるため、契約してから間もない契約や、保険のタイプによっては解約返戻金がないか、払い込んだ保険料よりも少なくなることもあります。

解約返戻金がある保険の例
  • 終身保険
  • 養老保険
  • 学資保険
  • 個人年金保険など
解約返戻金なし、または少ない保険の例
  • 医療保険
  • がん保険
  • 定期保険
  • 収入保障保険など

3つのタイプの解約返戻金

終身保険や、養老保険など貯蓄性の高い保険には解約返戻金はありますが、定期保険や掛け捨ての医療保険などは解約返戻金がないか、あったとしてもごくわずかしかありません。注意しなければならないのは、解約などの時までに支払った保険料が全て返ってくるわけではないことです。
支払った保険料のうち、一定の割合を積み立てていた金額が払い戻されるのです。

解約返戻金には3つのタイプがあります。
「従来型の解約返戻金」「低解約返戻金型」、そして
です。

従来型の解約返戻金は払込保険料に解約返戻率を乗じて積み立てられます。払込期間が長くなればなるほど返戻率はアップします。

従来型の解約返戻金のイメージ

それに対して低解約返戻金型は、保険料払込期間中は従来型の70%程度に解約返戻金を抑え、保険料の払込が満了したあと解約返戻金が増える特徴があります。

低解約返戻金型のイメージ

無解約返戻金型は解約返戻金をなくす代わりに保険料を安くすることができ、同じ保険金額であれば、解約返戻金がある保険よりも保険料が安くなる特徴があります。

損をしないために気を付けること

保険に加入するときには、解約返戻金がある保険なのか、掛け捨ての保険なのかを確認しておきましょう。
貯蓄性の高い保険には解約返戻金がありますが、保険料は割高になります。反対に、掛け捨ての保険には解約返戻金はありませんが、保険料は安く抑えることができます。

また、解約するタイミングを間違えると、解約返戻金が払い込み保険料よりも少なくなってしまい、大きく損をする可能性もあります。解約返戻金で損をしないためには保険料と解約返戻金の仕組みを理解しておきましょう。

終身保険などの貯蓄性のある保険では、解約返戻金を貯蓄目的で活用する場合があります。保険料の払い込みが満了した後、解約返戻金が払い込み保険料よりも増えるために子供の教育費や、老後の資金にする人も多いようです。
しかし、保険料の払い込み満了の時期よりも早く解約してしまうと、解約返戻金は払い込んだ保険料よりも大幅に少なくなってしまいます。

特に低解約返戻金型の保険の場合は、払い込み期間の返戻率が低く抑えられているため、従来型よりも受け取れる金額が少なくなってしまいます。
しかし、保険料の払い込み満了まで支払えば保険料が安い分、低解約返戻金型の保険の方が返戻率は高くなります。

貯蓄目的の保険で損をしないためには、低解約返戻金型の保険を選び、保険料の払い込み期間を短くしておくといいでしょう。
また、保険料の払い込みが難しく解約を考えている場合も、加入からあまり時間が経っていないと損をしてしまいます。その場合は、すぐに解約せずに、今までの解約返戻金を元に払い済み保険にしておくといいでしょう。保険金額は契約時よりも少なくなりますが、保険料の払込はなくなります。

まとめ

保険には保障だけの保険と、保障と貯蓄を兼ね備えた保険があります。掛け捨てはもったいないからと言って、解約返戻金のある保険に加入したとしても、必ずしも払い込んだ保険料が全額戻ってくるわけではありません。それどころか、途中で解約すると元本割れをする場合もあります。
保険契約を貯蓄目的にするのであれば、解約返戻金を当てにするよりも、解約することはないようにしましょう。

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