臆病者の特徴とは? 臆病な性格を克服する方法
臆病な性格になる原因
そもそも、どうして臆病な性格になってしまうのでしょう。
具体的には「小さいころに大きな失敗をした」「失敗すると怒鳴られる環境だった」「成功体験が少ない」といった、後天的な生育歴における理由が挙げられます。
とはいえ、これは良いニュースでもあります。後天的に性格が変わるのなら、これからも変えられるということですから──もはやチャンスです。
そして忘れてはいけないことがあります。
そもそも「臆病」というのは決して悪いことでない、ということです。これをわかっていれば、あなたの行動も大きく変わるはずです。少しずつ説明しますね。
臆病な自分を変えるには?
では、本題です。臆病な自分を変えるにはどうすればいいのでしょう?
(1)大きな声を出す
手軽な方法です。
いつもより1.2倍くらい声を大きくしましょう。案外、誰も気にしないもの──気にされたとしても悪いことではありません。
なんならカラオケで好きな曲を歌うのもいいでしょう。海まで行って、空に向かって「バカヤロー!」と叫んでもいいでしょう。
大きな声を出すことで殻を破るのですね。集中力が高まり、やる気がみなぎることでしょう。つい声を抑えがちな方に試してほしい方法です。
(2)やるしかない環境を作る
臆病な人は行動が苦手です。
最初の一歩を踏み出すには勇気が必要です。そんな場合は「そうするしかない状況」に身を置いてみるのもオススメです。ややスパルタですけれども。
思いきって、家や職場を変えるのも良いかもしれません。近所のジムに入会してしまうのだって面白いと思います。
(3)鏡の前で笑顔のトレーニング
鏡を見つめて、笑顔の練習をすること。
ポジティブな気持ちになれます。
人間は、視覚情報の影響を大きく受けます。笑顔の自分を見ると、心からポジティブになれるのです。ふだん周りからどう見られているか知ることで、人目を気にする性質も改善できます。
お洒落な服を着て、鏡に映ってください。
(4)紙やノートに、自分の長所を書き出す
よくいわれますが効果的な方法です。
臆病な人は、悪いことばかりに注目する癖があります。
それを長所も書きだすことで、自分とフェアに向き合おうというわけです。貴女には、たっぷり長所もあるんですよ──気づいてます?
(5)「自分は臆病だ」と自覚する
そもそも臆病なのは悪いことではありません。
それは「慎重」「ミスが少ない」ともいえるのですから。性格や気質は、受け取り方次第でもあります。たんに貴女は慎重に物事を達成できる人間──というだけなのではありませんか?
哲学者ニーチェは「真実というものはない。あるのは解釈だけだ」と言いました。
大事なのは、貴女が、自分をどのように解釈するかです。そして、解釈をした上でどんな行動をとるかです。
身近な友人に「私って臆病なとこあるよね」と話してみることからはじめましょう。
臆病は褒め言葉だ。どう向き合うかだけの話さ
正直、私だって、貴女だって、貴女が「いつも雑だなあ」と感じるあの人だって、誰しも臆病さを持っています。だからこそ生きていけるともいえるのです。
上にも書いたように臆病なのは悪いことではありません。
ねえ、臆病な貴女。
気づいていますか。貴女は、誰よりも繊細に考えることができて、誰よりも優しい心を持っているんですよ。あと必要なのは一歩を踏みだす勇気だけ──それが重たいのもよくわかっているんですけどね。
そんな貴女が踏みだせばこそ、きっと誰も行けないくらい素晴らしい場所へと、たどり着くことができますよ。
貴女のもとに幸せが舞いおりることを祈って降ります。
(浅田悠介)
※画像はイメージです
※この記事は2019年12月12日に公開されたものです