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心理学の「自己実現」とは? 自己実現欲求を満たす6つの手順

小日向るり子

自己実現に必要な「6つのフロー」

では、マズローが提唱する5大欲求を満たし、自己実現へたどり着くためには何をすればいいのでしょうか。

私たちが本当の幸福を得るために知っておきたい「自己実現の手順」を最後に紹介します。

(1)日常を丁寧に過ごす

これは5段階欲求のうちの1.生理的欲求と2.安全欲求を満たすことに該当します。

病気や経済的な困窮は生存自体を危うくします。きちんと食事をとる、身体を清潔に保ち適度な運動(病気の予防)をする、睡眠を確保する、など日常を丁寧に過ごすことをまずは意識してください。

(2)何かに属する

5段階欲求の3.所属欲求を満たすということです。

これは会社などの組織にお勤めすることだけではありません。趣味のサークル、習いごと、SNSのコミュニティなど「どこかに属している」ことで得る安心を感じてみましょう。

(3)地球に優しい行動をする

おそらく日本に住む多くの方が2.安全欲求までは現状でも満たせていることと思います。

しかし、所属欲求のところで「自分はどこにも属していない(属している気がしない)し、属する気がない」と思われた人もいるかもしれませんね。

そもそも、私たちは地球に属しています。

エコな包装、食べられるだけの注文、買い物袋を持参する、など地球に属する者として地球に優しい行動をとりましょう。こうした行動も所属欲求を満たすことにつながります。

(4)他者に優しくする

わかりやすいのはボランティア活動ですが、そうでなくても電車で席を譲る、ベビーカーの人に手助けをする、など小さなことでよいのです。

「ありがとう」「助かりました」という一言で4.承認欲求は満たされていきます。

(5)体験する

自己実現のためには「本来の自分」を知らなければなりません。

本来の自分とは性に合っているということ、仕事でいえば適材適所という感覚です。

しかし、それが何であるのかは頭で考えているだけでは見つかりません。体験することが大切です。思考錯誤を重ねながら自分は何者であるか、を5.自己実現のために見つけていくのです。

(6)目標を立てる

(5)で本来の自分に合っていることや、やりたいことが明確になったら、他人や環境に頼らないあなただけの目標を立てましょう。

これにはまず大きな目標を立てて、それを達成するために目標を刻んでいくというやり方がおすすめです。

例えば「大きな目標:移住する」を立て、そのために「小さな目標:毎月○万円ずつ移住貯金をする→次の休みに移住ノウハウ本を探しに本屋へ行く」などの設定するといった感じです。

これらを順番に満たしていけば、自己実現へと徐々に近づいていきます。

自己実現とは「本来の自分」であり続けること

現代の日本では幸いなことに生命の危険にさらされている人はほとんどいませんが、所属欲求や承認欲求を満たすことに躍起になってそこで疲れ果ててしまっている人が多いと感じます。

マズローは、5段階欲求は必ずしも順番に満たしていくばかりではないと言っていますから、時には寝食も忘れて何かに没頭することがあってもよいでしょう。忘れないでほしいのは、真の心の充足とは、何に依存することなく本来の自分のままになれて創造的な活動を続けていくことです。

今回は自己実現に向けて取り組んでもらいたいことをお伝えしました。ぜひ参考にしてくださいね。

(小日向るり子)

※画像はイメージです

※この記事は2019年10月04日に公開されたものです

小日向るり子

心理カウンセラー
フィールマインド 代表カウンセラー
正社員をしながらボランティアの電話相談員をしていました。「どんな電話も切らない」理念の中で恋愛、自死、癖、愚痴、いろいろな話を聴かせて頂きました。資格取得後はハラスメント相談員を経て現職。相談件数は2200件を超えます。悩みに大小はありません。

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