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デートは男性がおごるべき? 割り勘にするべき?

荒川和久

「男がおごるべき」派女性と「おごりたい」男性がマッチングしない理由

「男がおごるべき」と主張する女性と「おごりたい」という男性は、まさにWIN-WINの関係で、マッチングされるはずなんですが、そうは簡単にいきません。

「男がおごるべき」派のソロ女は「ただおごればいいって問題じゃない」と釘をさします。

“デートでどこに連れていけるかは相手の経済力の証明にもなるんだから。

結婚を考えたら、貧しい人とは無理なわけで、おごられるにしても、ファミレスとかチェーンの居酒屋なんて論外。そんなところに連れていかれたら「はあ?」ってなりますよ。”

彼女は、何もファミレスや居酒屋を否定しているわけではありません。初デートにファミレスを選ばざるを得ない彼の経済力を否定しているのです。

彼女たちにすれば、「経済的にある程度余裕がないなら、無理してまでデートに誘うな」ということなのでしょう。あえて言葉を選ばずに言ってしまうと「金が無い男はお断り」ということです。

それは決して彼女が男性を財布扱いしているわけでも、男性に経済的に依存したいわけでもありません。逆に、自分自身がある程度稼いでいるからこそそうした考えになりがちです。

しかし、それは当初彼女自身が言っていた「男性がおごるのは気概の可視化」という意味ではなくなっています。男性の絶対的経済力の問題にすり替わってしまっていて、もはや「おごる・おごられ問題」とは次元の違う話になっているのです。

優先すべきは「相手の気持ち」と「居心地のよさ」

「男がおごるべきだ」と考える女性も「対等に割り勘であるべきだ」と考える女性も、「私の価値観はこうなんだから、それに合致しない人はお断り」と頑なに白黒明確にさせようとしています。

「おごられたい」も「対等でありたい」も結局自分の中の問題にすぎません。

お互いの関係性の中で、自分も相手も心地よくなれる落とし所を発見していってほしいものです。

「相手がどう思うか」「相手はどうされたいのか」という視点に切り替えると、おのずと行動も考え方も変わっていくのではないでしょうか。

(荒川和久)

※写真はイメージです

※この記事は2019年09月24日に公開されたものです

荒川和久

独身研究家/コラムニスト。ソロ社会論および非婚化する独身生活者研究の第一人者として、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌・Webメディアなどに多数出演。

韓国、台湾なども翻訳本が出版されるなど、海外からも注目を集めている。

著書に『結婚しない男たち』(ディスカヴァー携書)、『超ソロ社会』(PHP新書)、『ソロエコノミーの襲来』(ワニブックスPLUS新書)、『結婚滅亡』(あさ出版)など。
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