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専門家 人間関係

声が震える! 人前で話すのが苦手な人のための克服法

萩原かおり(心理カウンセラー)

「人前で話すのが苦手」を克服する方法

声が震えるのはなぜ?

声が震えたり、足が震えたりするのは強い不安が原因です。不安は「胸がどきどきする」「冷や汗をかく」「手足がしびれる」「息が苦しくなる」「体が震える」「トイレに行きたくなる」といったさまざまな身体症状を伴います。なぜなら、人は不安を感じると「危険を回避しよう」という防衛本能が働き、感情が自律神経・交感神経に働きかけるからです。声の震えを抑えるには、大きく深呼吸するのがオススメです。緊張したり不安になったりすると、知らず知らずのうちに呼吸を止めてしまったり、浅い呼吸になったりします。すると酸素不足になり、気分が悪くなったり頭の回転が悪くなったりして、ますますうまく話ができなくなってしまうのです。そのため、もし「声が震えているな」と思ったら大きく深呼吸を! その場ですぐにできますし、ひと呼吸おくだけでも少し冷静になれます。

緊張しないためのテクニック

大きな声で話す

緊張や不安を吹き飛ばすためにも、大きな声で話すのもオススメのテクニックです。小さい声でぼそぼそ話すと、それだけで自信がなさそうに見えてしまって相手の反応が悪くなります。聞き手のパッとしない反応を見ると、自分自身もますます不安になり、どんどんうまく話せなくなってしまうでしょう。とはいえ、単に声を張り上げるだけでは効果がありません。一番遠くにいる人に向かって声のボールをぽーんと投げるようなイメージで声を出してみてください。力み過ぎずに、よく通る声を目指しましょう。そうすると、自然体でありながらしっかりと耳に入ってくる声になるので、聞いている人も耳を傾けやすくなります。

姿勢をよくする

自信のあるポーズを「パワーポーズ」と言います。背筋をピンと張って、よい姿勢で話すだけで自信がつきやすくなり、相手にも好印象を与えることができます。まずは形から入ってみましょう。行動心理学でも姿勢から入るのはとても大切だと言われています。簡単に言うと、「自信のある振る舞いをすると、だんだん自信がついてくる」ということです。話している途中は、ところどころで両手を大きく広げるといいでしょう。よくインタビュー写真に見られるポーズです。自分を大きく見せることができるので権威性が感じられ、聞き手の反応も良くなり、自信がつきやすくなります。

人前で上手に話すためのトレーニング方法

トーンを変えて抑揚をつける

緊張のあまり、早口でバーッと話してしまう人がいますが、そうすると聞き手はどこに注目して聞いたらいいのかわからず、集中力を欠いてしまいます。ただ言葉を羅列するだけでは、聞き手を眠くさせてしまう話し方になってしまうでしょう。聞き手の心をグッと引き付けるには、あえて少しゆっくりしたペースで話します。そして、大事なところは間をおいたり、ワントーン声を上げたり、あえて低い声にしたりして抑揚をつけることが大切。強調したい部分の前で一呼吸おくと、緊張も和らげることができて一石二鳥です。

相手に近づいて一体感をつくる

聞き手を引き込むテクニックのひとつに「一体感」があります。「私」と「あなた」という1対1の構造だと、対立構造にもなりやすく、聞き手の心をつかめないことが多いです。こうしたときに一体感をつくれば、「私たち」という意識をつくることができます。壇上から一方的に話すのではなく、あえて壇上から降りて聞き手に近づいたり、質問を投げかけたりして一体感を醸成しましょう。そうすれば相手は「この人は私と距離を縮めたいんだな」と感じ、好意を抱きやすくなります。一体感が生まれれば、話し手も緊張もしにくくなるので、流暢に言葉が出てくるようになるでしょう。

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