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第47話 何かあったの?

すぐはムリかな、と思っていたけれど、
前田くんからは即LINEの返事がきた。
「今、残業が終わったところ」

こんな気持ちのまま、一人帰りたくない。
「ね……どこかで、会えない?」
「お、いいね!」

前田くんの提案で、
わたしたちは会社の近くの小料理屋さんで、
落ち合うことにした。
小料理屋さんは隅々まで掃除が行き届き、
白木のカウンターに下がる、
和紙製の丸い明かりが美しかった。

「おれ、海鮮丼とホットの烏龍茶」
「わたしは……食べてきたから、
ハイボールと、お新香にする」

飲み物はカウンターの向こうから、
あっという間に届けられ
わたしたちは、目を合わせて、
ニコッと笑ってから乾杯した。

「で……何かあったの?」
前田くんはこちらに体を向けてたずねた。

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