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第16話 クリスマスは彼の家で

「メリー、クリスマス!」
悠斗が用意したクラッカーをふたりで引くと、
あたりには金や赤や緑色の小さな星が、
キラキラと散らばった。
キレイで楽しくて、思わずクスクスと笑いが漏れる。

「音だけのクラッカーじゃなかったんだ」
わたしが笑いながら言うと、
「本気で楽しみたいから、散らばるヤツにした」
と、悠斗はいたずらっぽく笑う。
「もう、七面鳥にもついっちゃったよ」
わたしはテーブルのローストターキーに降りた、
小さな星を指でつまんで取り去る。

それからまた悠斗が大きな音をたてて、
シャンパンを抜き、グラスに注ぐ。
「メリー、クリスマス!」
もう一度、声に出してクリスマスの乾杯。

ちょっと、はしゃぎ過ぎの悠斗に
「もしかしたら浮気を隠すため?」
と感じないでもないけれど。

でもこうして年末の強烈に忙しい中、
クリスマス前の金曜に時間をとってくれた。
そこは愛があるからだって思ってもいいよね。

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