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第7話 わたし都合のいい女?

「え、なにが?」
佳奈に逆に質問され、わたしは顔をあげる。

「デートのキャンセルが『許されない』なんて、
悠斗さん束縛しすぎじゃないの」
大学の頃からずっと彼氏の途切れない佳奈は、
自分の意見にすごく自信があるみたいだ。
でも、今回はまったくの誤解。

「悠斗が『デートのキャンセルは許さない』
なんて言ったことは一度もないよ。
わたしが勝手に、そう思っているだけ」
「だとしたら、ほのかは相手に合わせすぎ。
悠斗さん安心しすぎてると思うよ」
「えー、合わせすぎとは、思えないけどな」

わたしたちはテーブルに届いた、
パエリヤのエビの殻をむきながら、
唇や指を油でテカテカにして、
おたがいに言いたいことを言いあった。
でもそれは過去8年の付き合いがあってこそだ。
まだ交際半年の悠斗に遠慮があるのは当然。

「ぜんぜん、合わせすぎの気を使いすぎ。
あんまり都合のいい女を続けてると、
浮気されたり二股かけられたりするかもよ」

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