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第5話 まさか、もう飽きられた?

彼女を前にして、TVの女優さんに夢中って、
それって、かなりのNG行動だよね。
わたしはTVを眺める悠斗の横顔をキッとにらんだ。
でもその視線は当然、本人には見えていない。
「ねえ、悠斗。お正月はどうする?」
「ああ……正月ね。初詣には行こう。
役所の予定がはっきりしたら知らせるよ」

TV画面からあの女優さんが消えると、
悠斗もまた、いつもの彼に戻った。
でも、わたしのムカつきは消えない。
何よこれ。あんまりじゃない。

そんな、お家デートも昼過ぎにはお開きに。
悠斗はこれから目を通さなきゃならない、
資料があるらしい。
「じゃあ、また連絡する」
笑顔を取りつくろったけど、何か寂しい。

帰り道、電車で揺られながら考える。
そういえば最近お家デートばかりかも。
飽きられた? と焦りが出る。
家に帰ってもため息ばかりなので、
夜、スマホを取り出し、
大学時代の友人・佳奈にLINEした。
「相談があるんだけど、今週飲めない?」

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