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第34話 今度こそ、当たり?

そして訪れた週末。夕飯には少し早い午後5時過ぎ、
都心の商業ビルで待ち合わせをした。
待ち合わせ場所に行くと、Tシャツにジーンズという
ラフな服装の高橋さんが立っていた。
スタイルがいいから、立っているだけで、絵になる。
スポーツ選手が私服でモデルしてるみたいな、そんな感じ。
ラフな服装も、高橋さんが着るとブランド品に見えてくる

思わず数メートル手前で立ち止まって、
その姿を見つめていると、
わたしに気づいた高橋さんが手を振ってくれた。
口元にのぞく白い歯。爽やかな笑顔。
ホントにこんな人が、わたしとデートしてくれるのかな。
そんな不安さえ覚えてしまう。
「お待たせしました」
「それほどでもないよ。昔の癖でさ、
つい早めに来ちゃうんだ」
高橋さんはわたしの腰に手をまわすと、
前を歩くよう促した。
ええ!? 
これって、エスコートってやつじゃないの?

緊張でカッチコチになっていると、
高橋さんがまた白い歯を見せてわらった。
「大丈夫だって、太らせて食おうってわけじゃねぇから」
婚活バーでの出来事をからかうように、軽口をたたく。
爽やかだ。明るい場所で会っても、印象は変わらない。
もしかして、あの時以上に、いいかもしれない。
今度こそ、当たりかしら。

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