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第30話 お持ち帰りは○? ×?

高橋さんとの会話の一部始終を話すと、
真由に笑い飛ばされた。
「なんだ。いい感じじゃない」
「そうなの?」
「さすがにあの場でお持ち帰りされちゃ、
本気になってもらえないよ。
奈緒が求めてるのは将来の夫でしょ?
一夜限りの恋人じゃなくて」
「もちろん」
「ごめんね。わたしのアドバイスの仕方が
良くなかったのかも。とにかく、エッチ回避できてOK!
高橋さんから連絡くるかどうかはわからないけど、
来たら、頑張ればいいじゃない。
ちゃんと察して引いてくれるオトナな人みたいだし」
「そ、そう?」
「あー、心配して損した! よし、帰ろ、帰ろ。
奈緒もまだ終電あるでしょ」

「いや、待って! もうちょっと教えて」
「週明けでいい?
今日、うちにお客さんが来るんだ」
「今から?」
「そう。あ、中谷さんじゃないよ。
将来の夫候補の一人。わたしもそろそろ
本気で誰かに絞ろうと思って」
驚くわたしに、真由がしれっと笑う。
「一応、本命だから。今夜の人」
本命とのデート、遅らせてしまったのか。悪かったな。

ちょっと反省していると、
真由が丸められた伝票を抜き取り、
わたしに押し付けた。
「はい、レッスン料。前払い!」
「も、もちろん!」
こんなドリンクセットで済ませるつもりはないから。
頼りにさせてください! 真由センセイ!!

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