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第26話 真由の秘策

「あ、そうだ」
ドリンクを調達しながら、真由が思い出したように言う。
「気になる人がいたらね、試してほしいことがあるの」
「え? なんだろう」
「“誘ってねオーラ”を出すといいなーって思うの」
「誘ってねオーラ?」
「そう。ナンパして断られたらショックでしょ?
男性だって断られるのは怖いのよ」
「うんうん」
「だから、好みの男性がいたら、目を見て、
相手の話にちょっと大げさに笑って、
一緒にいたい、あなたといると楽しいの、
って雰囲気を出すの」
「へー」
「ちょっと鈍そうな人だったら、
『あなたから誘われて断る人なんていないわよ』ぐらい
言っちゃってもいいと思う」
真由、もしかしていま、わたしにモテる秘訣みたいなの、
教えてくれようとしてるの?

「……真由は、いつもそうしてるの?」
「うん。狙った男性には。こういうの嫌いかもって思うんだけど、
ホント、効果あるから」
「わかった。頑張るよ!
でも、こっちから誘っちゃダメなの?」
「悪くないけど、女なら、誘われたいじゃない。
それに、その方がうまく行くことが多いよ!」
「へぇ……」
「男性ってイニシアチブ取りたい人が多いから。
わたしのこと誘ってもいいわよー、
でも、あなたの自由よー、っていうスタンスでいると、
デートにこぎつけられる確率が高いの」

それは目からウロコだ。
そういえば、営業でもA案とB案を出して、
先方にゆだねると結果が伴うことが多い。
相手を尊重するって意味では、
営業も婚活も同じってことなのかな。
「了解!」
「よし、じゃあ、行こうか」
カウンターで飲み物を受け取り、先ほどの席へ向かう。
上手く、行きますように!

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