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第23話 忙しいアピールの男

比呂だっていつまでも同じ気持ちなわけないじゃない。
選ぶ気もなかった癖に、好いてもらいたいだなんて。

結局、わたしは比呂のことを、
どこか保険みたいに扱っていたんだ。
最低だ。わたし。

こうなったら、本気で婚活、頑張らなきゃ。
大輔よりも比呂よりも、自分に合う相手を見つけるんだ。

決意を新たに会社への道を歩いていると、
LINEにメッセージが届いた。
これは、2回目の婚活パーティで会った
国家公務員の佐藤さんだ。

佐藤>仕事に余裕ができそうなので、
一度お会いしませんか?

パーティでもやたらと仕事が忙しいって
アピールしていたけど、1ヵ月も放置されていたから、
てっきり連絡は来ないものだと思っていた。

どんな人だったかな。顔もイマイチ覚えていないけど……。
気が進まないながらも
「いつお会いできますか?」と返信する。

佐藤>今夜はいかがですか?

「えええ?」
思わず声が出た。1ヵ月ぶりの連絡で、いきなり今夜!?
いくら忙しいといっても、非常識ではないか?

一瞬引いたけど、でも、せっかくのチャンスだ。
生かさなきゃ。

岡崎>今夜はちょっと……。別の候補日はありますか?
佐藤>それでは……

指定された日付を見て、驚いた。3週間も先だ。
しかも、「直前で仕事が入ってしまった場合、
変更していただく可能性があります」だって。
この人の時間感覚、どうなってるんだろう。

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