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第19話 紗良の決意

紗良や真由も同じ感想だった。
「やっぱ、一緒にいて楽って大事だわ」
5分じゃ、一緒にいて楽になるかどうかなんてわからない。
でも「もっと一緒にいたい」と思わせる人とじゃないと、
人間関係は作っていけない。
「本当。わたし、婚活はもう十分。
裕也からのプロポーズ、受けるわ」
「おめでとう。決心ついて、よかったね」
「ごめんね、途中リタイヤで」
「もともと、確認のためだったじゃない」
裕也でいいのか悩んでいた紗良だったけど、
ようやく決心がついたみたい。

夜の居酒屋で女3人、小さくグラスを傾ける。
紗良は迷っていたけど、同期のわたしたちから見たら、
とっても素敵なカップルだ。
2人だけの世界に閉じこもらないで、
同期とも遊びながら、2人でも仲がよくて。
今日の健闘を称えあい、紗良の決意を祝いながら、思う。
こうして、自分を知っていくのも、
婚活の成果なのかもしれない。

「大輔からはあれから連絡、あったの?」
あの時駆けつけてくれた真由はもちろん、
紗良にも大輔から着信があったことを伝えている。
留守電は無言。
かけ直してはいないし、かかっても来ていない。
でも、揺れている。
「ううん。特には」
浮気は許せない。それでも、彼はわたしにとって一番、
居心地のいい相手だった。

わたしは、どうするんだろう。
誕生日まであと数か月。その頃には
自分と本当に合う相手を、見つけられるのだろうか。

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