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第4話 手に入れたいのは

「私も一緒に行っていい?」
紗良がそう言ったのには驚いた。
だって、紗良は入社以来ずっと裕也と付き合っていたから。
「裕也がわたしに合ってるっていうのはわかるの。
でも、裕也しかしらないから……」

紗良は、今回の話を聞いて、
結婚後に自分が好奇心で浮気してしまうんじゃないかと
心配になったみたい。

「じゃあ、どのパーティに行くか、一緒に選ぼ!」
「ううん。メインは奈緒子だから、奈緒子が選んで」
「そうそう。初回は奈緒の好みで決めようって
言ったじゃん。で、決まった?」
「ちょっとまって」
スマホで婚活パーティを探して、条件を絞っていく。
「これなんかどう?」

【身長180センチ以上、30代男性限定。
同年代でわいわい気軽なおしゃべりを】

そんな見出しとともに、男性5000円、女性2000円と
書いてあるプランを2人に見せた。

「やっぱ身長重視で来たか」
「だって……」
わたしは少々筋肉質だ。
身長は170近いし、太っているわけじゃないけど、
何を着ても逞しく見えてしまうのが悩みだ。
骨格が細くて華奢な真由や紗良をうらやましい
といつも思っているけど、
いまさら骨格を変えるわけにはいかない。
だから、自分が華奢に見えるぐらい、
筋肉質な男性の近くにいたいと思うのだ。

「マッチョとは言わないけど、
せめて自分より背が高い人と付き合いたいじゃない?
できれば、わたしよりゴリラな人!」

その点、大輔は理想に叶っていた。
15センチの身長差とか、キスするとき、
つま先立ちしないと届かないとか、そういう憧れを叶えてくれていた。

だから……作るなら、大輔より見栄えのする恋人がいい。
そうでないと、彼を見返せない。

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