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専門家 女性の身体

医師が真相を解説! 「生理がうつる」という噂は本当なの?

石部千晶/六識

「職場の同僚や家族と、いつも生理のタイミングがかぶっている」と感じることはありませんか? そういえば、学生時代「生理はうつる」という噂が広がっていたけれど……。また、生理のタイミングを自分でコントロールすることはできるのでしょうか。そこで、噂と疑問の真相を、産婦人科医の高橋怜奈先生に伺いました。

■“生理がうつる”は完全なる都市伝説

Q1.「生理がうつる」という噂は本当なのでしょうか?

それはあり得ないですね。科学的にはまったく考えられません。おそらく、中高生の「私たち、いつも一緒だよね」という仲よしアピールの材料として、たまたまそういう話が上がったのではないかと思います。

というのも、28日周期や30日周期だと、1回生理が同じだと半年とか1年弱ぐらいは生理になる時期が同じになります。つまり、生理が順調な人たちであれば、「またかぶったね」ということになると思うんです。それが、噂になって広がったのかなと思います。

中学生ぐらいの生理がはじまったばかりの時期は、みんな生理について興味があるものです。なので、思春期のそういう話に一番興味がある時期に、そのような噂が出てくるのではないでしょうか。また、仕事の同僚など、「生活パターンが同じ人とも生理がかぶることが多い」という噂もあるようですが、それも迷信です。

Q2.生理がくるタイミングをコントロールする方法はありますか?

生理の時期をコントロールするには、やはりホルモンの薬に頼るしかないですね。薬以外では、コントロールしようと思ってもできません。過度なストレスがかかっていると、生理が止まったり不順になってしまったりすることはあると思います。そのストレスから解放されると、生理がはじまるということはありますが、自分でコントロールすることは不可能です。

Q3.生理をコントロールする「ピル」との上手な付き合い方を教えてください。

ピルは生理の調節ができるので旅行のときにも便利ですし、生理痛が緩和されたり、血の量や日数が減るということがあるので、上手に利用していくといいと思います。

ピルは病院で診察の後、処方が可能です。ネットで、海外のものが安い値段で売られていますが、副作用があったときに相談する場所がなかったり、病院に行かないため検診のタイミングを逃してしまったり、ピルを飲んでいいかが自己判断になるためよくありません。ピル自体には正しく使用すれば体への悪影響はありませんが、人によっては副作用が出る場合もあります.飲みはじめは頭痛、胸の張り、気持ちが悪くなる人もいますが、3か月以上飲んでいると少なくなっていくことが多いです。

中には、ピルを飲んだら太ると考えている人もいるようです。たしかに、飲みはじめは少しむくみやすくなるということはありますが、ピルを飲んだからといって脂肪が増えるということはありません。そこを勘違いして飲みたくないという人がいますが、心配しなくても大丈夫ですよ。

■まとめ

生理がうつるというのは、どうやら完全に噂のようです。自分の意志で生理のタイミングをコントロールするのも不可能。旅行などでどうしても生理の時期をずらしたいときは、ピルを上手に利用してみてもいいかもしれませんね。

(石部千晶/六識)

取材協力・監修/髙橋怜奈

女医プラス所属。東邦大学医療センター大橋病院・産婦人科在籍。趣味はベリーダンス、ボクシング、バックパッカーの旅。2016年6月にボクシングのプロテストに合格をし、世界初の女医ボクサーとして活躍中。ダイエットや食事療法、運動療法のアドバイスも行う。

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