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専門家 ヘアスタイル

ヘアケアマイスターに聞く。カラーやパーマで傷んだ髪の補修方法とは?

カラーやパーマをすると、髪のパサつきやごわつきなどのダメージが気になることはありませんか。そんなときに自分でできる傷んだ髪のケア法について、ヘアメイクサロン・MINT(ミント・東京都渋谷区)の美容師で、毛髪診断やヘアケアのアドバイスを専門的に行うヘアケアマイスターの磯部幸弘さんに、詳しいお話を聞きました。

■ツヤがない、色あせるのは、髪の内側のダメージ

―カラーやパーマは、髪にどのような影響を与えるのでしょうか。

磯部さん 髪の主な成分はタンパク質です。中心部を「メデュラ」、その外側を「コルテックス」、もっとも外側で髪の表面を覆う「キューティクル」という3層から成り立っています。

メデュラは髪の芯となる部分で、太さや硬さなどの性質は長い繊維状のコルテックスの状態で決まります。キューティクルは根元から毛先に向かってうろこ状に重なり、髪の内部のタンパク質や水分が失われないように守るとともに、ツヤを与えています。

カラーやパーマでは薬剤を使用するため、化学的な成分でキューティクルがはがれやすくなります。すると、パサつきやごわつき、枝毛や切れ毛が見られることがあります

―カラーやパーマを繰り返すと、ダメージは深刻になりますか。

磯部さん ヘアカラーは、色素を薄めて染料を定着させています。パーマは、薬剤がキューティクルをはがして髪の内部まで浸透し、髪の成分であるタンパク質を構成するアミノ酸に作用します。この後、髪を巻きつける、伸ばすことで、ウェーブやストレートなどのヘアスタイルを作ります。

どちらも繰り返し行うと、髪の内側のタンパク質や髪をしなやかに保つ脂質などが流れ出ます。流出した部分は空洞になるので、ツヤがなくなり、色あせて見えます。

■濡れた髪を引っ張ったときに伸びるように感じる場合は、ダメージが大きい

―髪が傷んでいるかどうかを見分けるポイントを教えてください。

磯部さん 次に挙げる10の項目で、「髪のダメージ度合い」をチェックしてください。当てはまるものを数えてみましょう。

(1)パサパサする
(2)ごわごわする
(3)枝毛や切れ毛がある
(4)髪の指通りがよくない
(5)髪が色あせ、透けて見える
(6)以前より、パーマがかかりにくいと感じている
(7)髪を染めても2週間程度で色落ちする
(8)毛先が硬くまっすぐになっていて、柔軟性がない
(9)広がりやすく、まとまりにくい
(10)髪がからまりやすい

3つ以上当てはまる場合は、髪が傷み始めていると考えられます。また、5つ以上当てはまる場合は、ダメージが進行している可能性があります。

また、濡れた髪の毛を引っ張ってみてください。ゴムのように伸びる感じがすると、ダメージは深刻な状態です。これは、髪の内部の空洞が大きくなり、入り込んだ水分によって伸びている状態です。放っておくと、髪が切れていきます。

■カラーとパーマをしている場合は「カラー用」トリートメントを選ぶ

―具体的には、どのようなケアをすればいいのでしょうか。

磯部さん 髪には自己修復機能がないので、一度傷むと、自然には元に戻りません。日頃から、傷みを進行させないようにケアすることが重要です。

カラーやパーマをする場合は、ダメージを和らげるため、毎日、シャンプーの後に「カラー用」、「パーマ用」か、「ダメージヘア用」と表記があるトリートメントを使いましょう。

いずれの場合でも、髪を乾かす前には「洗い流さないタイプのトリートメント剤」を、週に1度は、トリートメントより補修、保湿作用が高い「ヘアマスク」を使用するとよりケア力は高まるでしょう。色むらが出る、退色する、パーマがかかりにくくなることも防ぎます。

ショートの場合は1プッシュ、ミディアムヘアは1~2プッシュ、ロングヘアは2~3プッシュを目安に、髪の中間から毛先に向かって指先でもみ込むようにつけてください。根元付近は生えたばかりで健康なことが多いので、手に残った分を少量つけるだけで間に合います。

―カラーとパーマを同時に行うと、髪への負担が大きいように感じます。

磯部さん 1週間以上の間隔をあけて、それぞれ別のタイミングで行いましょう。

カラーとパーマの両方をしている場合は、ダメージとして気になってくるのは、退色のほうです。ですから、「カラー用」と表記のあるトリートメントを選ぶことがケアのポイントになります。

―トリートメント以外に、日常的に自分でできるケアはありますか。

磯部さん 紫外線に注意をしてください。紫外線はキューティクルを損傷するので、髪の傷みを進行させるだけでなく、色落ちを早めたり、パーマをとれやすくします。外出時は帽子や日傘を使う、ヘア用UVカットクリームを塗るなど、必ず、髪の日焼け対策をしましょう。

■まとめ

髪の状態をチェックしつつ、毎日シャンプー後にダメージ用などのトリートメントを使う、週に1度はヘアマスクで傷みを補修する、カラーとパーマは同時にしない、紫外線対策を行うなど、まずはダメージを与えないことを意識したケアを実践したいものです。

岩田なつき/ユンブル

取材協力・監修:磯部幸弘氏。日本ヘアケアマイスター協会認定ヘアケアマイスター。美容師。ヘアメイクサロン「MINT」に勤務。
MINT 東京都渋谷区恵比寿南2-5-9 内藤ビル202
http://www.mint-tea.jp/

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