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第60話 再び、友と

「それでね、メールの最後に
『ひよりが転職できたら、
ぼくも妻と離婚の手続きをすすめる。
ともに暮らせる日まで、おたがいがんばろう』
……とか、書いてあったんだ。でもさあ、
奥さんのスマホチェックからも、
逃げられない男が、どうやって離婚するんだか。
もう笑っちゃうよ」

わたしは水曜のノー残業デーに再び菜々子を誘い、
その後の経過報告をした。
よく行くイタリアンレストランで、
菜々子はわたしの告白にケラケラと笑ってくれた。
本当にありがたい友人だ。

「孝太郎さんと別れられるなら、
きっと、今回のことはいいきっかけだと思う。
転職はたいへんだけど
……でも、未来が開けたんだよ」
「ありがとう。菜々子にそう言われると、
すごく納得できる」
「じゃあ、2杯目はシャンパン頼んじゃおう」

菜々子がお店の人に頼むと、目の前に、
金色の泡がキラキラ光るグラスが運ばれた。
「ひよりの未来に乾杯!」

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