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第20話 彼は当てにならない

午前中はずっと母が姪の面倒を見ていた。
でも午後になると、もう疲れが見え始める。
「明日香ちゃん、お姉ちゃんと公園行こう」
見かねてわたしが、姪に声をかけた。

公園でブランコを漕いであげると、
明日香はキャッキャッと笑って喜んだ。
そんな姪を見ながら、わたしは、
つい、姉と自分とをくらべてしまう。

姉は「手に職をつけたい」と
高校の頃から薬剤師を目指して勉強していた。
その後も「子どもが生まれても働けるように」と、
就活している。
いざ生まれると、うまくはいかなかったようで、
今はパートの薬剤師だけれど、
それでもとても計画的で前向きな生き方だ。

わたしは、なんとなく、流されて生きてきた。
これから、どうしたらいいんだろう?

孝太郎は「結婚する」と言っているけど、
それを当てに、生きてはいけないだろう。
たとえば孝太郎との間に、
こんなにかわいい娘を授かる未来、あるのかな?
笑顔の姪を前に、心から笑えない自分がいる。

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