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第19話 お姉ちゃんは偉いね

20周年パーティの翌日。
「ひより、起きて! はやく下に降りてきて!」
母が部屋のドアをたたく。
枕元の時計は、7時になったばかりだ。

「昨日遅かったから、お昼まで寝ていたいのに……」
「今日は、お姉ちゃんたちが来る日でしょ」

そうだった。今日はお姉ちゃん夫婦が、
娘の明日香ちゃんを預けにくるのだ。
急いで起きて着替え、階下に降りると、
ドヤドヤとお姉ちゃん夫婦が上がってきた。

「いつも、本当にごめんね」
「いいから。仕事で急ぐんでしょ、ふたりとも」

ドラッグストア勤務の薬剤師の姉は、
勤め先のシフトと保育園の登園日、
それに義兄の休みが合わない時、
ウチに3歳になる娘の明日香ちゃんを預ける。

「おばあちゃん、おはよー!」
3歳の姪は、車を降りるとすぐに、
腰をかがめた母の胸に、飛び込んだ。
母は、顔をくしゃくしゃにして笑っている。
姪は、わたしにも笑顔で手を振り、
わたしもつられて、つい笑顔になった。

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