お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

第18話 おれの女神

21時半。パーティー終了後は、どの人も、
家路や、他の待ち合わせに急ぐようだ。
二次会に出るのは役職が上の人ばかり。
わたしは孝太郎のことが気になりつつも、
家に帰る組……と思っていたら、LINEが。

「22時に、いつものバーに行ける?」

わたしは「もちろん!」と返事を打つと、
自宅の方向にあるバーへと急いだ。
時間ちょうどに孝太郎が現れた。

「今日はたいへんだったね」
さっきの話題は早く出したほうがいいと思い、
乾杯のすぐ後で、孝太郎にふってみた。

「ああ。もう慣れたけどね」
孝太郎は、少し情けなさそうな笑顔で言う。

「でもさ。どんなことが起こっても、
ひよりのことを考えると力が湧いてくるんだ」
「また、そんな……」
「ホントだよ。キミはボクの女神だから」
「なに、その歯の浮くようなお世辞!」
わたしは孝太郎の腕をパシパシとたたいたが、
本当はすごく感動して、涙が出てきそうだった。

お役立ち情報[PR]