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専門家 不調

鍼灸師が教える。オフィスで「胃が重だるい」を改善するツボ&ストレッチ5つ

ユンブル

梅雨のころからランチ後に胃が重だるくなり、夏バテするとさらに、消化が悪いなども加わって症状が悪化する人がいます。そこで今回は、女性の健康と美容のツボ療法を提唱する太子橋鍼灸整骨院(大阪府守口市)の鍼灸(しんきゅう)師・高田香菜子さんに、オフィスで目立たない動作でできる、「胃が重だるい」を改善するツボ押し&ストレッチ法を厳選して紹介してもらいました。

■梅雨どきは、体の水分調節力が低下して胃が重だるくなる

梅雨どきに胃が重くだるく感じることについて、高田さんは次のように話します。

「胃が重い、だるいのは、主に食後ではないでしょうか。ランチの後にオフィスに戻ると、胃のあたりが膨れている、また、重石を乗せたような感覚になると思います。その原因は、うまく消化ができていないことにあると考えられます」

消化不良になるということですね。梅雨のころにそうなるのはどうしてでしょうか。

「胃では、筋肉運動と消化酵素によって食物を分解しています。この働きがうまくいかないと消化不良となります。

梅雨どきは湿度が高くなって、体内の水分調節の力が低下します。それによって感じる体の重だるさなどを、東洋医学では『湿邪(しつじゃ)』と言います。

湿邪を改善し、胃の働きを整えるツボを紹介しましょう」と高田さん。

■体の熱を放出して血流を促す

早速、具体的な方法を教えていただきますが、まず、紹介するツボについて高田さんはこう説明します。

「次の4つのツボを順に刺激し、『湿邪』である体にこもった熱を外に逃がしましょう。ツボの位置は人によって微妙にちがうことがあります。わかりづらければ、押したときにイタ気持ちいい場所を探してください。最後に胃と腹部のストレッチをして血流を促します。これらの刺激で、胃の働きを整えることができると考えられます」

(1)陰陵泉(いんりょうせん)

「陰」は体の内側、「陵」は丘、「泉」は水源を表し、体の内側からエネルギーを送るポイントとされています。余分な水分が体内にたまっている場合は、ここを指圧すると痛みがあり、湿邪のサインを示すツボとして知られています。

位置:ひざの内側、出っ張った骨の少し下。立てひざをして、内側のくるぶしから、すねの骨の内側を指でさするように上がり、指の止まるところ。左右にあります。

刺激法:右の場合は右の手で、ひざがしらのすぐ下を包むようにつかみ、親指で少し痛いくらいの刺激で約5秒、2~3回押します。コツは、筋肉を持ち上げるように上方向に刺激することです。左右同様に行いましょう。

(2)内関(ないかん)

手の内側にある「関」という意味合いのツボで、体を巡るエネルギーをせき止める場所を示しています。ここを刺激することで、エネルギーの流れを促すイメージになります。

位置:手首を体に向けて曲げたときにできるしわに、もう一方の手のひとさし指と中指を横にして添えてください。手首のしわの真ん中からその2本の指の幅の分、ひじの方向に移動したところ。左右にあります。

刺激法:もう一方の親指で、痛くない程度に約10秒、2~3回刺激しましょう。神経の通る場所ですので、強く押さないようにしてください。

(3)中かん(ちゅうかん)

「かん」は胃袋を表し、胃の中心という意味です。胃が重いと自然にこの場所を手でさすっていることがあるのではないでしょうか。腹部の内臓の機能を調整する神経の通り道に位置し、非常に広い範囲の症状に作用する重要なツボです。

位置:おへその上に親指以外の指4本を横に向けて乗せ、おへそから真上にその幅の分を上がったところ。

刺激法:両手のひとさし指、中指、薬指の腹をそろえて添え、ゆっくりと約10秒、2~3回刺激します。痛みや不快感がある場合は、さする程度の刺激で十分です。カイロで温めてもよいでしょう。

(4)曲池(きょくち)

「曲」はまがる、「池」は溜まる池という意味で、ひじが曲がる場所を指します。邪気(じゃき)が溜まる池とイメージしましょう。

位置:ひじを曲げたときにできるしわの外側の端。左右にあります。

刺激法:もう一方の親指の腹で、痛くない程度に約10秒を2~3回刺激します。

■仕上げに、上半身をそらして胃を伸ばすストレッチ

両手を上げて手を組み、上半身をそらします。デスクワーク中にイスに座った状態でも、立って行ってもOKです。腹筋が伸びている感覚を得るように、約5秒を2~3回、繰り返しましょう。胃が痛む場合は別の病気の可能性もあるため、ひかえてください。


最後に高田さんは、こうアドバイスを加えます。

「梅雨のころからは、冷たいドリンクやアイスクリームが欲しくなります。ですが、胃やおなかが冷えると胃の負担が増えて、湿邪の改善は望めません。できるだけ、冷たい食べ物、飲み物を避けるようにしましょう」

簡単にできることばかりなので、オフィスで胃が重いなあと感じたら、ぜひ試してみてください。

(海野愛子/ユンブル)

取材協力・監修:高田香菜子氏。鍼灸(しんきゅう)師。太子橋鍼灸整骨院勤務。「美は健康な体から!」をモットーに、美容鍼灸、トリートメントなどの施術が得意。
太子橋鍼灸整骨院:大阪府守口市京阪本通1-3-10  
http://www.taisibasi.com/

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