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第7話 あっという間に燃え上がる

孝太郎と別れて、他線に乗り換える頃には、
もうLINEが着た。

「今日は、本当にありがとう。
また、会いたいです。
というか、今もう、会いたくなってます。
何だろうこの気持ち。とりあえず明日会社で」

わたしは、小さく吹き出し返信を打ち込んだ。

「こちらこそ、とても楽しかったです。
また明日、会社でお会いしましょう」

そして翌日。あんなLINEが来たものの、
仕事の時は同じプロジェクトで働く部下と上司。
ふたりとも、何もなかったような顔をして、
いつも以上に真面目に業務に没頭した。

それでもう、終わりになると思っていたのに。
だけど偶然か、それとも孝太郎が仕掛けたのか。
ふたりきりになったエレベーターの中。

「ひよりちゃん、今週か来週、時間作って。
また、会いたい。どうしても」
それだけ言い残すと、ドアが開いたとたん、
彼だけがスルリと逃げるように降りていった。

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