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第4話 恋人にできない人

というか孝太郎は、
以前からちょっと好みの男性だった。

別に背が高いわけでも、イケメンなわけでもない。
雰囲気は、今、大河ドラマの主役の人に、
ちょっと似ている……かもしれない。

いつも飄々としていて、仕事以外では、
めったに怒ったり感情的にはならない。
でも仕事で必要な時は、きちんと意見は言うし、
怒りはしないが叱りはする。

普段は本当に普通の人だけれど、
周囲が揉めたり険悪な雰囲気になった時は、
誰も思いつかないような方法や手段で、
人の間を取り持ったりする。
「この人、案外すごいな」と思ってはいた。

でも既婚者だから当然、恋愛対象外。

だけどある日。やはり中国のクライアントと揉めて、
孝太郎に相談するため飲みに行った日。
彼はわたしの目を見て、こう言った。

「佐久間さんのこと、前からいいな、
女性としてステキだなと思ってたんだ」

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