お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

第3話 あの熱い日々はすぎて

孝太郎は、過去、わたしの上司だった。

2年前、ウチの会社が中国企業から、
通販のサイト作成とメンテナンスを受注した時、
プロジェクトが立ち上がり、
大学で中国語を学んだわたしにもオファーがきて、
いっしょに仕事をすることになったのだ。

全員が、手探りでプロジェクトを運営した。

一応、孝太郎がリーダーだったけれど、
彼は人をまとめるマネージャー役が主で、
システム構築やサイト運営や中国との交渉など、
すべては現場担当者の自由裁量が大きかった。

毎日が、驚きと困難の連続。
わたしは、朝言ったことが、
お昼にはもう変わるクライアントとの交渉に、
消耗しきっていた。

システムサイドともケンカになったし、
運営サイドともケンカをした。
「もう辞めたい!」と何度孝太郎に泣きついたか。
その度に孝太郎は、わたしを叱ったり、
辛抱強くはげましたり、
いつも最善を尽くしてくれた。
彼はわたしの、なくてはならない人になった。

お役立ち情報[PR]